テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
きっと冗談を言っているに違いない
俺の反応を見て楽しんでいるんだ
まだ震える足に力を込め、葛葉さんが捨てた俺の服を拾いに向かう
俺とローレンさんの関係を知られたからと言って‥‥
まだ自分のおもちゃだと思っていたのに手を出されて少し拗ねたのだろう
だったら早めに俺の事は捨てたら良い
俺は葛葉さんの前を通り、服を拾いに向かった
その時凄い力で腕を掴まれる
「痛っ、なに‥‥」
「‥‥‥‥‥‥」
葛葉さんは何も言わずに俺の腕を掴んで歩き出した
俺は引きずられる様に葛葉さんについていくしかない
「葛葉さん⁈痛いっ‥‥離して‥‥」
「‥‥‥‥‥‥」
葛葉さんの掴む手を振り払おうにも力が入らない
そのまま寝室の扉を開けるとベッドに突き飛ばされた
「!!」
「‥‥‥‥‥‥」
「何で‥‥もう充分でしょ?」
「勝手に決めんなよ」
「‥‥‥俺もう」
そう言う俺の身体の上に葛葉さんが覆い被さる
まさかまだするつもりなんだろうか?
そんなの俺にはもう無理だ
「葛葉さん、俺もう今日は本当に‥‥」
「良いよ。勝手にするから」
「ちょっと待って!待って下さいっ‥‥」
「ローレンと帰ってするつもりだろ⁈」
「そんなっ‥‥やめっ‥‥!」
濡れているそこは容易く葛葉さんを受け止める
俺の感情を無視して‥‥
そしてまた苦痛の快楽が始まった
逃げ出そうとする俺の体を掴み、捻じ伏せられる
何度もそうしているうちに腕の力も入らなくなった
されるがまま
与えられるまま‥‥
意識を飛ばしそうになれば優しくされ
嫌がるとどこまでも犯される
俺が床に落としたスマホらから通知音や着信音が漏れ聞こえていた
それも今は聞こえない
きっと充電が切れたのだろう
このままだと誰かに‥‥
ローレンさんに助けを呼ぶ事も出来ない
「小柳‥‥気持ちいい?」
「‥‥っ‥‥よくな‥‥」
「良くないならもっと良くしてあげないとな」
「嫌‥‥や‥‥やめっ‥‥嫌だっ‥‥ああっ!」
そこを手や口で無理矢理高められる
でももう何も出ない
それでも身体は反応する
いい加減にして欲しい
もう解放して欲しい
葛葉さんはいつになったら離してくれるのか
その時葛葉さんのスマホに着信があった
2度ほど無視していたが、口元に笑みを浮かべてその着信に葛葉さんが出た
「どうした?」
少しの間だけ休める
そう思って体から力が抜けた
「‥‥え、小柳?小柳ならここに居るよ」
「‥‥!!」
珈琲
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俺の事⁈
そんな事聞いてくるのは‥‥
一気に体中の血が引いていく音が聞こえた
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コメント
4件
うわっ…第12話、読み終わってしばらく動けなかったです。葛葉さんの豹変、というかあの「勝手に決めんなよ」の一言から始まる怒りのような執着のような、複雑な感情の動きがすごく生々しかった。特に、着信に出て「小柳ならここに居るよ」と言った瞬間の、血の引く感覚の描写に息が止まりました…ローレンさんからの電話ですよね?これはもう、この先どうなるんだろうと怖いけど、目が離せないです。