「ふふっ、可哀想に__」
(奏Sid)
ナイトコード。今日もいつも通りみんなと作業をする。
前まで…前までは、ナイトコードで作業をするの、、とても楽しかった、けど…最近なんだか、全く面白くない。
どうしよう、楽しめない、曲を作るのってこんなに辛かったっけ?こんなに、苦しかったっけ?
私は、お父さんのためにも作り続けなきゃいけないのに__!!
「面白くない。」
え?私今なんて…どうして?
言うつもりなんて…口に出すつもりなんて、無かったのに…!
『ふふっ、』
ビクっ
「だ、誰?」
「え、ど、どこに、、」
モニターが__光って…!?
『私よ、巡音ルカ。』
『覚えてくれてるかしら?』
「あ、うん、えと、どうした、の?」
『私は、あなたの想いで生まれたの。知ってるわよね?』
「う、うん。」
『だから、”的”をあなたにするつもりは無かった。』
「ま、的…?」
『けど、”あの人”がどうしても、あなたにしたいって言うから、仕方無くやってるだけ。私を恨まないでちょうだいね』
「それってどういう…」
『まぁ、セカイに来たらわかるわ。』
『今すぐ来てちょうだい。』
「え…?」
どういうことだろう、、とりあえず、行かなきゃ。
「………、ルカー!居る?来た、けど。」
なんだか、セカイが妙に薄暗い、まふゆになにかあったのかな…?
『奏。待ってた__』
「え、?この声は、、ミク?」
『うん。でも__』
『あなたたちが知ってるミクじゃない、!』
「!?」
「ミク…?髪色…く、黒?ど、どうしたの?」
『あなたたちが知ってる、[誰もいないセカイの初音ミク]では無いって事、わかる?』
「…………??」
『それでぇ、奏は、』
『私たちの”的”に選ばれたって訳』
『どうしてか、わかる?』
「わ、からない、、」
『最近、楽しくないでしょ?作業。』
「え、__」
『まふゆの想いを邪魔する想いが生まれ始めてるからぁ、奏が的になったって訳。』
「……………まふゆの想いの…邪魔…?」
『そゆことー』
『ずぅっと前からかんがえてたんだよね〜』
『まふゆの邪魔が出たら、どう処分するかって。』
「処分!?」
『けど、処分じゃなくてぇ』
『”そっち側の人間”を”こっち側の子”に変えようかなって思って!』
『その方が?ミクたちも楽だしー、まふゆの邪魔にもならない。』
『完璧でしょ?』
「え、ど、どういうこと…?」
「”こっち側の子”って…?」
『もぉ〜、理解が悪いなぁ、奏は。』
『まぁいいや笑、”こっち側の子”になったらわかるよー』
『だから、おいで?奏♡』
「え、ミク、やめ…、手、離して…!ちょ、痛い!」
『ダーメ、奏だけ、特別扱いなんだよ?』
『他の子だったら__』
「っっ!?」
「け、消す!?」
『そそ、存在ごと消すのー』
『簡単だよ?』
『でもねーミクは優しいし、奏がお気に入りだから♡』
『だから、特別なの!』
「…え、、」
『まぁいいやーとりあえず!』
『ミクが”こっち側の子”にしてあげるねー』
「やめて…!ミク!離して…!」
「うっ…____」
『ふふふ、これでやっと、』
どーでしたか?個人的には自信作です!!!
2話→100♡
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