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第1話 読んでいただきありがとうございました!
今回も引き続き、まぜsideのお話です。
AMP中心になります。
時刻は午後9時を過ぎた頃。
AMPでの次の配信の打ち合わせも終わり、その流れで3人で飯に行くことになった。
💛「そういや最近、まぜちとけちちの絡みを切り取った投稿が増えてきたよね」
💜「・・・確かになぁ。なんか普通の言動をけちゃおにしただけなのに感動的な内容になったりしてるんだよね」
薄々気づいてはいた。
だけど、あっきぃも同じように思っていたこと、そしてその話題を出したことに少し戸惑った。
💚「・・・なぁ、まぜ太さ、この流れ嫌じゃねぇの?」
💜「分からない。けれど、違和感はある。
けちゃおのおもろいところとか、たくさん共有したいし、共感してくれるリスナーがいるのも嬉しい。
だけど、最近けちゃまぜの投稿が増えるとともに、いつものようにけちゃおに接するのが難しく感じるようになったんだよね」
本当はけちゃまぜを推してくれるリスナーがいてくれることに、心底嬉しかった。
でも、それは他のメンバーとも絡んでいないから目立って見えるだけ。
公式相方のあっとやAMPでの絡みを見たいリスナーにとっては、面白くないと思わせてしまう。
💛「まぜちが嫌なら、なるべくけちちとの配信での絡み減らしてみる?俺も協力するし!」
💚「俺らも、あきぷりで恋愛沙汰に結びつけられて悩んだ時期とかあったからね。AMP配信増やすとか全然手段はある。」
💛「でも、俺は嬉しかったけどね〜?ぷーのすけはツンデレなんだからwww」
💚「まぁまぁまぁwww俺らは『あきぷり』っていう関係性だから、そういう風に見てほしくて発言気をつけるようになったよね」
あっきぃとぷりちゃんの言うことは正しい。
正直、AMPTAKはSTPRの事務所の中で一番メンバー同士の仲が良すぎる。
それゆえに、リスナーも事務所の中でも関係性を少し誤解されやすい部分があって、戸惑わせることの方が多い。
💜「そうだな。俺もけちゃおのことばかり話していたり、コラボ配信やっていたし、そういう面で誤解させる部分が多かった気がする。そろそろAMP配信中心にやっていこう。」
だけど、心の中で何かが痛んだ。
けちゃおとはリアルでも会えるけど、一緒に配信する時もこいつとだったらもっとおもろくなるし、落ち着く。
(けちゃまぜ配信がしばらくできないのか・・・)
そう思えば思うほど、乗り気じゃない自分に俺自身も戸惑っていた。
💚「・・・まぜ太?」
💛「・・・まぜち、なんか、、、」
💜「?」
二人が怪訝に俺の顔を覗き込んできた。
どうしたんだろう。
💛「もしかしてまぜちってさ、、」
💚「あっきぃ、、」
あっきぃの口から出かけた言葉をぷりちゃんが静かに制した。
そうして俺に向きなおり、神妙な面持ちでこう言った。
💚「まぜ太、俺らは活動者だ。
俺が一番まぜ太との関わりが長いからこそ気づいたけど、お前はわかりやすすぎるところがある。
でも、そこは区別をつけて行動していかないともっと辛いぞ。」
💜「ぷりちゃん、、、」
💛「あ〜!もう二人ともぉ!!お肉焦げちゃうよぉ?!!!」
突然、あっきぃが声を上げたと思ったら、手早く俺ら3人のお皿に焼けた肉を乗せていってくれる。
俺らの空気をいつもうまく明るくしてくれるのは、いつもあっきぃだ。
💚「あはははwwwあっきぃごめんな、ありがとうwww」
💜「ふふふwwww」
その夜3人で食べた焼肉は、いつも以上に胃に重くのしかかってきたような気がした。
あとがき
今回は文章量も多くて読みづらく感じる人も多いかもしれないですね💦
読みやすさと文章量のバランスって難しいなと思う今日この頃です。
それぞれのメンバーの声が聞こえてくるようなセリフまわしになっていたらいいな📣💜🩷❤️💛💚💙🌈
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