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syu side
雨はまだ
降り続いていた。
物置の中は、湿った空気と二人の匂いでいっぱいになっていた。
俺はkzの胸に顔を埋めたまま、浅い息を繰り返していた。
体が熱い。
さっきより熱いのは気のせいだろうか。
syu『……ん”ッ///……はぁ……///』
無意識に漏れる声に、kzの腕がわずかに強くなった。
kz『我慢しろ。まだ少しだけ持つはずだ』
低い声が、耳元で響く。
その響きだけで、俺の下腹部がキュンと締まった。
フェロモンが濃くなっている気がする。
kzの様子を見てわかる。
kzも、完全に無事ではいられないようだった。
syu『怖い……離して……』
けれど体は正直に、kzのシャツを掴んで離そうとしない。
kzはため息をついた。
kz『お前がこんな匂い撒き散らしてんのに、離せって言う方が無理だろ』
kzは俺の背中をゆっくりと撫で始めた。
優しい手つきのはずなのに、指先が触れるたび、電流のような快感が走る。
syu『あ”……ッ///』
俺の腰がビクンと跳ねた。
内腿を伝う蜜が、さらに増えているのが自分でもわかった。
kzの息が、わずかに乱れた。
kz『……くそッ。甘すぎる』
彼は一度目を閉じて、深く息を吸った。
理性と本能がせめぎ合っているのが、はっきりと伝わってくる。
kz『抑制剤、持ってるか?』
syu『……もう飲んだ……効かない……』
俺の声は震えていた。
過去のヒートで、こんな風にαに近づかれた記憶が蘇る。
あの時は、逃げられなかった。
syu『……嫌だ……また、壊される……』
小さな呟きが、kzの胸に落ちた。
kzの動きが、ぴたりと止まった。
kz『壊される?』
低い声に、わずかな苛立ちが混じる。
kz『誰にだ?』
俺は答えなかった。
ただ、震える体をさらに小さくした。
kzは静かに俺の顎を掴み、顔を上げさせた。
暗い物置の中で、二人の目が合う。
kz『俺は違う。お前を傷つける気はねぇ』
その瞳は真剣だった。
けれど、その奥に潜む熱い欲望を、俺は感じ取っていた。
syu『信じられない……αなんて……』
kz『信じなくてもいい。ただ、今はお前を放っておけねぇ』
kzはそう言うと、俺の制服のネクタイを緩め始めた。
ボタンを一つ、また一つと外していく。
syu『ちょっ……///何……するの……?』
kz『落ち着け。服を濡らしたままじゃ、余計に冷える』
上着を脱がせ、シャツの前を開く。
露わになった白い肌に、冷たい空気が触れる。
俺は慌てて胸を隠そうとしたが、kzの手に阻まれた。
syu『見るな……』
kz『見てるだけだ。今は────』
その言葉が妙に引っかかるのは気のせいだろうか
コメント
6件
なんかもう全てが好きです…!!! 続き楽しみにしてます!! 無理せず頑張って下さい!!
見るの遅れました… ガチで最高すぎます!続き楽しみに待っていますね!頑張ってください!
はぁぁぁぁぁッッ、、、続きがめっちゃ気になるぅッッ!!もう2人の空間の壁になってたいッ、、、(?)続き楽しみにしてます!これからも活動頑張ってください!!