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「参加すれば、あなたに」
赤桐(あかぎり)くんのことを聞かれ、私はすぐ「はい」と頷いた。
「えっと、その人は中学の時に通っていた塾が同じ人なんです。高校に入ってからは、ずっと同じクラスで……」
「なるほど、そういったお友達なんですね」
「はい。だれにでも屈託のない人で、私にもなにかと話しかけてくれていたんです。おかげでその人だけは話ができて……ありがたく思っているんです」
「そうでしたか……」
赤桐くんのことを想像しているのか、久世さんはしみじみと呟いた。
「面倒見もよくて、今度塾の同窓会があるんですけど、その人がまとめてくれているんです。最近だと、その人なら距離が近くなっても怖くないとわかったんですよ」
「そうなんですか、それはよかったです。美穂(みほ)さんがその方を良く思っていらっしゃるのが、伝わってきました」
「えっ、あっ……」
赤桐くんに親しみをもっているとはい***********
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