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( 3話を読んでから、このお話を読むのをおすすめします )




水色side



鬱先生がどこかに行ってしまった 。


「鬱さんってよく笑いますよね」


···ってなんやそれ··· 。相手は笑う事で、悩んでるかもしれないのに 。

デリカシーのない事言ったわ···。




はぁ···羨ましい 。



鬱先生には申し訳ないが、笑うことで悩むなんて羨ましい 。


「いーな···。俺も 、いつか本気で笑えるんかな 。」


俺は 下手な作り笑いを 、薄らと自分の姿を反射するガラスに向ける 。


「あは、は··· 、。もっと明るい人に生まれ変わったらなれるんかな 。 」


俺は、手首を爪で引っ掻く 。


「…俺なんか居なくなればいいのに···」


そう呟いた瞬間だった


『アァーッハッハッ!!!』


「ウッ···サ···。···なんやねんこの声··· 。頭に響く···」

でも···

「なんか聞いた事あるような気がする··· 。」


『ハッハッハッ!アーッハッハッハッ!』


その声は、周りもつられ笑いするような笑い声だった 。


何より···この声は··· 。




俺の声や 、 。




「は、ハハッwアーッハッハッハッw 。

笑うって···こういう事なんやな!」



この笑い声の通りに笑えば、 本物の俺になる 。

何処からかそのような確信的な何かが込み上げてきた 。




「やっと 、 笑えたんやな  !」














5話 笑う俺

笑えない「俺」と笑う「僕」

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