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3日目の夜
俺は自分が着てきた服をベッドの横に準備した
今日が終われば‥‥
明日からはまた妖魔を倒しながら旅に出ないと
食事を済ませ風呂に入る
淡々と用意を済ませて扉の前に立つ
余計な事は考えない事にしよう
今夜を過ごせば終わる
ただそれだけだ
ノックをする
返事の代わりに扉が開く
すぐそこにいる葛葉さんが俺の手を掴んだ
俺は葛葉さんに連れられてベッドに入る
いつもの様にバスローブの襟元を広げられる事はなく、紐が解かれた
肩から落ちるバスローブを脱ぎ、葛葉さんが肩に手を置く
そしてその唇が触れたのは首筋ではなく俺の頬だった
2、3度頬に口付けをして唇が重なる
やめて欲しい
俺を揺さぶるのは‥‥
「ねぇ、こっち見なよ」
「‥‥‥‥‥‥」
無言のまま躊躇いがちにチラッと葛葉さんを見る
いつもと変わらない赤い瞳が俺を見つめる
でもその視線は昨日までとは違い、何か言いたそうだった
「なぁお前‥‥」
何が言われるのかは知らない
でもその続きは聞きたくなかった
だから俺は葛葉さんにしがみついてキスをした
深く‥‥
もう言葉を発せない様に
「あっ‥‥あぁっ!そんな動かないでっ‥‥」
「お前が動いてんじゃん‥‥ほらもっと動いてよ」
「んぁっ!‥‥やっ、また出るっ!」
葛葉さんの上に跨り、両腕を掴まれたまま膝立ちで腰を振る
足に力が入らず、葛葉さんの胸に頭を預けた
「葛葉さん‥‥もう俺‥‥早く咬んで‥‥」
「やだね。ちゃんと動いてまたいけよ」
「あぁっ!そんな俺もう無理っ‥‥もういけないっ!」
「こんなに善がってんのに?嘘はよくないな」
「嘘じゃなっ‥‥本当に無理だからっ‥‥もう苦しぃ‥‥」
動かなくなった俺を下から何度か葛葉さんが腰を突き上げた
その度に苦しいはずの快感が襲ってくる
「なぁ、お前‥‥帰るの?」
その言葉
昨日聞きそびれた言葉
聞きたくなかった言葉‥‥
だから俺は顔を上げなかった
「帰るなよ‥‥なぁ‥‥」
「あぁっ‥‥やっ‥‥もう‥‥」
「ここに居ろよ」
「あっ!‥‥あぁっ!‥‥いやダメっ!いくっ‥‥!」
「‥‥‥‥ロウ」
「っ‥‥‼︎あぁぁっ‥‥‼︎」
名前を呼びながら葛葉さんが俺の首を咬んだ
もうこれで最後だ
コメント
5件
最高です!!葛葉さんが引き留めようとしてるのと小柳が迷ってるような描写が最高です!
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