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眠り姫殺人事件

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眠り姫殺人事件

11 - 第11話

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2024年11月26日

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田所「トラウマ・・・?」津田「どういう事だ?上野。」

上野「昔ね、注射をミスって胸に刺さった事があるんだ。僕。」

古川「なーんかそんな事言ってたなぁ。」

上野「2歳の頃の僕からしたら、ほんと自殺行為だったよ・・・。」

  「緊急搬送されて、治療して、一命は取り留めた。」

影山「そんな事が・・・」

上野「それ以来、僕は注射を見るとあの時のことを思い出してしまうんだ。」

  「まだ、注射はさわれないしね。」

津田「え、触れないのか?」

上野「ああ。だから、犯人は僕じゃない。」

古川「じゃあ、俺か津田・・・か。」

津田「おいおい冗談じゃない!俺らどっちかが犯人なんて・・。」

古川「いや、ハッキリしておこう。俺は、やってない・・・・!」

津田「古川・・・そうだな。俺も主張しないとな。」

田所「さあ、津田。お前はどうなんだ・・・?」

津田「俺は・・・・・!!」

清水「やってないよね・・・?」

津田「俺は・・犯人・・・・だ!」

上野「!?」

その瞬間、津田が羽織っているガウンのポッケからナイフが出てきた。

そのナイフを津田が握り、古川の首に降りかかる。

古川「グフっ・・!?」

影山「きゃぁぁ!!」

上野「津田・・・お前か!」

清水「いやぁぁぁあ!!」

津田「お前もだっ!」

影山「キャッ・・・」

続いて、影山の首にナイフが刺さる。

上野「清水さん!こっち・・・!」

清水「怖い・・!」

津田「あ〜あ、せっかくここまできたのに・・・」

上野「津田・・なんでこんな事・・・!」

津田「お前もだぞ上野ぉ!!!!」

上野「!?」

津田「俺が小学生の頃、田舎から東京に引っ越してきた時・・・」

  「田舎もんが都会に来るなって、ずっと虐められてたさ。」

  「それが、ここに集まったメンバーだ。」

清水「いじめ・・!?」

上野「俺はそんな事した記憶・・・・」

津田「何も子供だけとは言ってねえよ!」

上野「!?」

津田「上野家、田所家は、親が積極的に虐めてきたさ。」

  「俺の親もずいぶん悩んでたさ。引っ越すかどうか・・・」

  「でも、俺の家にはそこまで金があったわけじゃねぇ。」

上野「まさか・・・その両親たちって・・!?」

津田「・・・・自殺したさ。」

清水「!?」


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