テラーノベル
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田所「トラウマ・・・?」津田「どういう事だ?上野。」
上野「昔ね、注射をミスって胸に刺さった事があるんだ。僕。」
古川「なーんかそんな事言ってたなぁ。」
上野「2歳の頃の僕からしたら、ほんと自殺行為だったよ・・・。」
「緊急搬送されて、治療して、一命は取り留めた。」
影山「そんな事が・・・」
上野「それ以来、僕は注射を見るとあの時のことを思い出してしまうんだ。」
「まだ、注射はさわれないしね。」
津田「え、触れないのか?」
上野「ああ。だから、犯人は僕じゃない。」
古川「じゃあ、俺か津田・・・か。」
津田「おいおい冗談じゃない!俺らどっちかが犯人なんて・・。」
古川「いや、ハッキリしておこう。俺は、やってない・・・・!」
津田「古川・・・そうだな。俺も主張しないとな。」
田所「さあ、津田。お前はどうなんだ・・・?」
津田「俺は・・・・・!!」
清水「やってないよね・・・?」
津田「俺は・・犯人・・・・だ!」
上野「!?」
その瞬間、津田が羽織っているガウンのポッケからナイフが出てきた。
そのナイフを津田が握り、古川の首に降りかかる。
古川「グフっ・・!?」
影山「きゃぁぁ!!」
上野「津田・・・お前か!」
清水「いやぁぁぁあ!!」
津田「お前もだっ!」
影山「キャッ・・・」
続いて、影山の首にナイフが刺さる。
上野「清水さん!こっち・・・!」
清水「怖い・・!」
津田「あ〜あ、せっかくここまできたのに・・・」
上野「津田・・なんでこんな事・・・!」
津田「お前もだぞ上野ぉ!!!!」
上野「!?」
津田「俺が小学生の頃、田舎から東京に引っ越してきた時・・・」
「田舎もんが都会に来るなって、ずっと虐められてたさ。」
「それが、ここに集まったメンバーだ。」
清水「いじめ・・!?」
上野「俺はそんな事した記憶・・・・」
津田「何も子供だけとは言ってねえよ!」
上野「!?」
津田「上野家、田所家は、親が積極的に虐めてきたさ。」
「俺の親もずいぶん悩んでたさ。引っ越すかどうか・・・」
「でも、俺の家にはそこまで金があったわけじゃねぇ。」
上野「まさか・・・その両親たちって・・!?」
津田「・・・・自殺したさ。」
清水「!?」
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