さとみ「あ゙ー、めんどくせー」
さとまま「何言ってんのよ、入院するくらいアホして!」
さとみ「まさか、ふざけてたら階段から落ちて検査で引っかかっると思わないやん!」
さとまま「まぁ、入院中にアホ治るといいわね」
さとみ「ざんねんながら、不治の病でーす☆」
さとまま「www」
病院について、
さとまま「私、受付してるから、そこら辺みてなさい、」
さとみ「はーい、」
特にすることがないな、屋上なんてあるのか、いってみよ
屋上ー、
さとみ「ぁッ」
病的とも言える白い肌に綺麗で大きいオッドアイ、人目を集める赤い髪、犬の耳、おれのドストライクだった、
さとみ「絵、かいてるの?」
ぁ、はなしかけちまった、気持ち悪がられたかな、
りいぬ「ぅんッ!お絵描きすきなの!」
さとみ「じょーずだね、」
りいぬ「ん、//ありがと」
さとみ「君、名前は?」
りいぬ「俺、りいぬ!」
さとみ「りいぬか、俺は、」
看護師「りいぬさん!またここにいて!きたらだめですよ!」
りいぬ「ぁ」
連れてかれる
さとみ「お、俺さとみ!(大きく)」
りいぬ「うん!」
さとみ「また会えたらいいな、」
ピコンッ
さとみ「ん、」
通知、(さとまま)受付おわったから、戻ってきて〜
さとみ「来たぞ」
さとまま「じゃあ、あとは看護師さんがつれてってくれるらしいから、じゃあね」
さとみ「ぉう、じゃ、」
看護師「さとみさん。あなたの病室はここです、同室に、りいぬさんってかたがいますので、仲良くしてあげてください、それでは、」
りいぬ「!さとちゃ!」
さとみ「りいぬ!さっきぶりだな!」
りいぬ「うん!」
俺たちは毎日遊んだ
絵を描いたり、話したり、りいぬの病気に着いてはおしえてくれなかった、同時に惹かれあっていた
そして、2ヶ月がたった
さとみ「りいぬ、好きだ俺と付き合ってほしい!」
りいぬ「ッ、もちろん!」
付き合った、
俺の病気は、思っていたより重いらしく、薬で飯を食えないこともあるそうだ
気づけばもうつきあってから3ヶ月が経ち、春になった
りいぬ「見て!さくら!」
さとみ「お、綺麗だな」
りいぬ「おれね、昔から、体弱くて、あんまり外に出れなくて、苦しくて、苦しくて、入退院を繰り返してた。ひとりで寂しかったけど、今はさとちゃんがいるから、楽しいよ」
と、教えてくれた
さとみ「絶対一人にしない」
りいぬ「んふふッ、大好き」
それから3ヶ月がたった夏、
りいぬの病状が悪化した
りいぬ「げほっ、ごほっ」
さとみ「とんっ、とんっ、大丈夫、」
りいぬは最近、熱を出しやすくなった
さとみ「みて、あの桜の木、緑の葉っぱが綺麗だよ」
りいぬ「そうだね!」
元気な君の笑顔にほっとしていた
それから2ヶ月。
りいぬ「げほっごほっ」
りいぬは病室から出れなくなった
さとみ「よしよし、」
こんな無力な自分が嫌になった
りいぬ「さとちゃ、大好きッ」
さとみ「俺は大大大好き」
りいぬ「んふふッ」
それから1ヶ月がたったころ、りいぬがとても痩せた。元々細かったが、病的なほど細く、栄養失調らしい、
りいぬ「さとちゃ、もうちょっとで、、、出会って1年だよぉ、」
さとみ「また、桜見よう、約束ッ秋の紅葉だって、何度でも毎年見ようぅッ、」
りいぬ「ん、約束ッニコッ」
さとみ「りいぬ、大好き」
ちゅっ
りいぬ「俺も大好き」
それから、約1ヶ月、
りいぬ「ふッくッはぁ、はぁッ、」
りいぬは集中医療室に入った
痛々しいすがたも、元気で大好きなすがたも、全部君だ
さとみ「ッ、ポロッ今年も桜、みるんだろッまだ3ヶ月もあるよ、出会ってからあとッ───」
それから、数日後、りいぬはおれの部屋に戻ってきた
りいぬ「ふぅー、さ、さとちゃ、」
さとみ「あぁ、なんだ、」
りいぬ「おれ、もうダメかもッニコッ」
さとみ「そ、そんな事言うなよッ」
りいぬ「自分でわかるもん、今までにないくらい痛いし、辛い、でも、さとちゃ、がね、ッ居てくれるからッ幸せッ」
さとみ「おれも、ッりいぬっていう可愛くて、元気で、優しくて、最高でもう離れられないくらい愛してる」
りいぬ「おれも、愛してるよ」
数日後、
りいぬは息を引き取った
享年17才、
さとみ「りいぬッりいぬッなぁ、まだ」
桜、見てないよッ、
さとみ「なぁ、おきろって、もう、ひるだぞッポロッ」
それから俺はまるで死んだように過ごしていた
看護師「あの、さとみさん、これ、莉犬さんから、」
一通の手紙だったそこには可愛いらしいりいぬの文で
さとちゃんへ、
これをみてるってことは死んじゃったのかな、俺、最後までさとちゃんと入れて楽しかった。本当は15くらいに死んじゃうよていだったの、体が耐えられなくて、でも、こんなに生きれたよ
きっと。モテちゃうさとちゃんだから、告白されると思うさとちゃんは、新しい彼女作って、幸せになってね、
でも、たまには俺を愛していたことを忘れないで欲しい、ちょっと、妬けちゃうなぁ、でも大好きだから、幸せになって欲しい
幸せになってね
りいぬ
さとみ「りいぬ無しの人生なんて、幸せになれないよッポロッ」
さとみ「お、俺の病気、治療しなかったら死ぬんだよなッ、」
ブチッ(点滴を抜く)
さとみ「まってろ、今そっち行く」
さとみ「愛してるよ」
ジェル「さとちゃん、」
あいつはじぇる、おれとりいぬの友達だ。
優しくて面白い。最高の友達。
じぇる「でも、そんなんでりいぬは喜ばないってわかっててやってるん、」
さとみ「俺にはッもう、これしかないんだよ」
じぇる「わかった、でも、俺も行かせてくれ」
じぇる「俺には、友達二人しかおらんのや、」
さとみ「あぁ、行こうあの場所に」
じぇるは、精神病と、持病で入院している
屋上、俺らの初めてあった場所。
さとみ「じぇる、りいぬに会えるといいな、」
じぇる「絶対会いにいってみせるのがきずなってもんやろ?w」
さとみ「じゃあ、来世か、あの世でまた会おう」
俺たちはあの日、1年前。彼女にあった場所で死んだ
りいぬ「ばかぁッ」
さとみ「でも、もう一生離さない」
じぇる「おれも忘れんといてw」
りいぬ「来世って、あるのかな、」
さとみ「どうなんだろうな」
じぇる「まぁ、来世があったとしても!俺はふたりとまた友達でいたい!」
?「じゃあ、行ってらっしゃい」
そう、聞こえた気がした