その後はしばらくメディの後をついて行った
メディと名乗るなにかは、見た目からは男か女か分からなかった
体型は大柄じゃない、身長も僕たちより少し高い程度、話し方も中性的
考えれば考えるほど謎が深まるような存在だった
━━━━━━━━━━━━━━━
しばらくするとある建物についた
「………びょういん……?」
名前は聞いた事がある
だけど、何をする場所なのかはまったく知らなかった
ここが、母さんの精神状態を良くする場所なのだろうか
何か治療出来る方法でもあるのだろうか
建物の中に入ると、メディが母さんを知らない人たちに渡して何か話していた
「うん、例の件だ
よろしく頼むよ」
内容が何かは、分からなかった
「あの子はしばらくここで過ごしてもらうよ
君たちの家はここからすぐ近くだ、今から行こうと思っていたけれど…」
メディはじっと僕たちを見つめてから口を開く
「君たち、まだご飯を食べていなかったよね?」
そう言われると、タイミングよく僕たちのお腹が鳴る
その様子にメディは少しおかしそうに笑う
(……そういえば、よるごはん、たべられてなかったな……)
「今から食べに行こう
せっかくだから食べた事のない物を食べるといい、好きな食べ物を見つけて損はないからね」
「………たべにいくって?」
「街には色々なお店があるからね、 ご飯を提供してくれる場所があるんだ
そこに行くんだよ」
「君たちはまだ何も知らないからね
これからどんどん知っていくといい、知識もあって損はない」
コメント
14件
という事で完結です! 書き方おかしい所あったら申し訳ねぇ (´・ω・`) ちょっと補足的な説明をいくつか書いておきます