「ぶ、無事に帰れた……」
見慣れた寮の玄関にたどり着いて、ロメは思わず涙ぐみそうになった。もう門限ギリギリの時間だ。
のろのろと部屋に向かっていると、賑やかに笑いながら食堂へと歩いていく寮生たちとすれ違った。
「あ、もう夕ご飯の時間か……そういえば、昨日から何も食べてないんだっけ」
ロメは何となくお腹をさすってみた。けれど、まったく空腹感はない。
「うーん、やっぱり私って死んでるんだなあ」
なんとなく納得しながら部屋のドアを開けた瞬間、ブワッ! と中にいた人物がロメに飛びついた。
「ロメ氏~!!」
「ふわっ、ハルちゃん!?」
「いないから心配したよぉ~!! 体調どう!?」
「だっ、だだ、だいじょ、ぶ」
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