テラーノベル
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あぁ、嫌な予感がする。
買い物のために、外へ出て、せっかくやから遠くに行こうと言い、銀行でお金を下ろすためにやってきた。休日だからか、少し人が多い
スキル“英雄王の真眼”
スキル“掌握者”
さりげなく離さないとな。
「*人も多いですし、端の方に行きませんか?*」
「ん〜…、そうね、*順番待ちのこともあるし、そうしましょう*」
「*ジュン、こっちだ。*」
「*わかった*」
…
「*すいません、お腹を壊してしまったかもしれません。御手洗に行っても?*」
「*わかったわ、気をつけるのよ*」
「*場所はあっちの方だ。看板が見えるだろ?*」
「ありがとうございます。しばらく席を外します。」
嘘をついてまで席ついたけど、どないしよかな。まぁ、ここで待っておくか、ギルガメッシュ王のスキル、常時発動できるようにしてよかった。エルキドゥのスキルで簡単に常時発動できたし、ソロモンのスキルは流石に補助に、何体かのスキルを使わないと常時はキツイ。ギルガメッシュ王でも十分だし。実質文ストの天衣無縫なんだよな、ギルガメッシュ王とソロモンのやつ。え?グランドくそやろーのことは知りません。あいつの、現在を見る、やからな、他のキャラのこと幼少期見れるくらいやねん。いや、十分やねんけど。
バンッ
怒号が響く
銀行強盗か。んで、ジュリアンが捕まっとる。
···
え?なんであいつ捕まってんの?いや、え?英雄王の真眼がわかってたけど、困惑するわ。なんで?…ふぅ、落ち着け。
ジュリアンは人質か、んで、銀行で待ってた人達を拘束していく。警察への連絡、連絡。映像も撮った方がいいな。適当にスマホを壁にかけて…
さて、ここからどうするか、銀行の受付で、ジュリアン抱えてナイフで脅しとるやつ、そいつの背中に引っ付くように控えてる銃持ってるやつ、銀行で待ってた人達を拘束していく人が2人。
俺が持っとるんは、大きめのリュックサックと、小さめのナップサック、小さめの袋達、ボール、スマホ、ほんの少しの小遣いと、記念コインとかが入ってる財布、水の入った少ししか飲んでない少し大きめの肩掛けのカバー付き水筒、ボール用の空気入れ、サッカーで怪我するから、いつも持ち歩いてる持ち歩き用の救急セット、スキル発動のための道具、家族からのお守りとフランさんが護身用にってくれた短刀くらいのナイフ。いや最後が物騒、思いは嬉しいんやけど。
短刀サイズのナイフ…大丈夫、前の記憶はある、前は太刀やったけど、これでも戦える。重さも全て違うけど、この小4の身体なら短刀と同じ動きや。思い出せ、嫌になるくらいあいつらの動きを見てきたやろ。
ボールもある、離れた所で一般人拘束しとる2人はボールで行ける。大丈夫、俺にはサーヴァントのスキルがある。ギルガメッシュ王とソロモンのスキルがある。エミヤのも。だから、行ける。
敵目掛けて、思いっきり蹴ろ。
スキル“一閃”
スキル“超精度蹴弾技術”
ボールが1人にあたって、もう1人に向かって跳ねる。
驚いとる銃のやつ、鞘に収めたまま、峰で首を叩いて、無理やり気絶。んで、銃を奪って、ジュリアンにナイフ突きつけとるやつに向ける
「*こいつがどうなってもn!!*」
「*やってみろ。俺の方が速い。お前は馬鹿じゃないはずだ。俺の方がお前を殺せることがわかる。ナイフを離し、その少年を離せ。*」
「そんなもの、*誰が従うんだ!お前みたいな子供の脅c*」
「*試してみるかい?安心しな、俺はビリー・ザ・キッドに憧れてるんだ。しっかり頭を撃つ。*」
スキル“即時照準”
スキル“英雄王の威光”
スキル“大英雄の怒り”
スキル“征服王の覇気”
スキル“いと麗しき女神よ”
スキル“美しいが故に”
スキル“皇帝の貫禄”
スキル“二の打ち要らず”
威圧系のスキルがガンガン発動する。サラッと魅了(サブ効果で威圧効果あり)スキルと槍術(突きや、突きに近いものなら効果あり)が発動してるけど。
ゆっくり、男は離れる、拘束される前やったらしい大人の人らが、拘束された人たちを解放したり、縄で強盗たちを縛っていく。その間に、さっさと、ジュリアンのところに行く。メンタルケアしたらな。
「*怪我は?*」
「*え、あ…大丈夫ですよ、それより、さっきの…*」
「*嘘はあかん。*」
清姫の嘘看破スキル舐めんといてや。常時発動スキルやで。首に少し傷、大きくないし、浅いから問題は無い。
「*救急セット持ってきてて良かった。動くなよ。*」
「*わかりました…*」
「*2人とも、ごめんなさい、助けてあげられなくて…*」
「*けど、凄かったな。2人とも頑張った。2人とも、凄いぞ。*」
「*…ぐす…*」
「*ありがとうございます。けれど、ジュリアンが少し怪我をしているみたいです。大事をとって病院に行きましょう。*」
「*本当!?それは大変ね、どの辺かしら*」
「*首の傷か…救急車を呼ぼう。*」
「*私は、警察の人に話してくるわ、さっき救急車の音が聞こえたから*」
「*ありがとう、2人もここで待っててくれ。父さんがいるから。*」
ジュリアンはちょっと泣いてる。まぁ、あんな怖い思いしたもんな。今まで泣かなかった方がすごい。ご両親も気が気じゃないだろうに、冷静に離れる判断をするクリスさんと、ジュリアンと俺の面倒を見ることを優先したフランさん。強いな。確か、スキル発動用の道具の中に…
「*ジュリアン、血を流すと体温が下がるって聞いた。これ、俺のお気に入り、すごく温まる。*」
スキル“求めし金羊の皮”
流石に金はあかんから、黄色のやつやけど。怪しまれるから、体にかける。これで少しでも回復すればいいけど…サンソンのスキルやアスクレピオスのスキルのおかげで的確な処置はできたはず。
「*たしかに、暖かいですね……*」
「*寝たらダメだぞ、ジュン*」
「*こんな所で寝たら体を痛めますよ。もちろん寝ません。*」
救急隊が来たみたいや、ジュリアンは運ばれて行った。もちろん俺たちも同席して。けど、特に問題は無いそうで、ほんとに掠ったくらいで頸動脈なども避けているので、かなりの幸運だ。
けど、何かあったら大変だから、病院には行って検査して、問題なしならこのまま帰っていいそうだ。今日の買い物は結構楽しみにしてたんだよな。ご両親が俺がこの国の環境に慣れるまで全員での遠出は…って話してたから。
検査の結果は大丈夫。
定期的に来て、傷の具合を見て、順次包帯を外すらしい。さすがに包帯なしはダメだった。
「*買い物は続けますか?*」
「*行きたい!怖い思いをしたままは嫌です*」
「*せっかくなら、楽しんで終わりましょうか*」
「*…まぁ、そうだな。よし、その傷のことを忘れるくらい楽しまないとな。*」
こんなことがあったのに、買い物を続けるとは。中々肝の据わった方々だ。
それから数日、変わったことといえば、傷の治りが早くて、包帯が早々にとれたジュリアンと、サッカーをすることが増えたこと。基本は1on1だが、時折、フランさんも、「たまにはスポーツ運動しないと」と言って混じってくる。あとは…ジュリアンが少し挙動不審なのと、そんなジュリアンと俺を、微笑ましいと言わんばかりにほわほわしているご両親。
クリスさんやフランさんがよくジュリアンを揶揄うようになった。なんでや
「*2人とも、シャワー浴びてくれる?*」
「*わかりました。ジュリアン、行こう。*」
「*えっ、あ……その、先入っててください…*」
顔を逸らしたり、俯いたりと少し忙しないジュリアン。微笑ましくて、つい笑ってしまう。そんな俺をジュリアンが見て、すぐに体を背けた。そんで俺たちが微笑ましいと言わんばかりににっこにこのクリスさん
んで、帰国まで数日になった。結構早い。家族が心配したのと、ご両親も気にしていた。
そんな時、ジュリアンが中々積極的になった。前の挙動不審やその前のちょっとトゲのある動きはどこ行ったと言わんばかりに距離を詰めてくる。名前を愛称呼びにしてきたり、よく話しかけてくるし、挨拶、と言って握手やハグを当たり前のようにしてくる。クリスさんもフランさんも抱きしめてくれるのであまり気にしてないんだが
帰国の日。結構早い。ジュンはすごく悲しそうだけど、サッカーで有名になって、日本まで届くくらい凄くなるからっ!と意気込んでいる。クリスさんとフランさんも寂しそうにしているけど、激励してくれる。すごく助かる。
帰ったら、夏祭りに行こうと、2週間の鎌倉旅行。びっくりやねんけど。しかも、姉貴が女物の着物を用意して。え?
ジュリアン·ロキside
その日は買い物で少し遠出をした日だった。タビトが慣れてきたから、ということだ。けれど、1度銀行でお金を取らないといけないから、銀行に行った。けど長期休みだからか人がいつもより多かった。タビトが端の方に行こうと話した。まぁ、人が多いところに慣れていないのかも、と、母が父に言いながら、端の方に行った。そこから暫くは大人しくしていた。正直退屈だった。タビトを見つめておけば、結構華やかなのでいいものだったが、タビトは体調を崩したのか手洗いに行ってしまった。
人が行き交うのを眺めていると、少し気持ち悪くなる。気温が高いのに、この室内も人が多いからか気温が高くて、ぼーっとした頭でぐにゃぐにゃ行き交う人を眺めているから。乗り物酔いのような気持ち悪さ。
「*ごめんなさい、私も手洗いに行ってきても?*」
「*行ってらっしゃい、気をつけるのよ。*」
「*タビトの様子も見てくれるか?彼も少し遅いから*」
「*わかった、任せてください*」
端の方の両親から離れて、出入口の近くを通って、手洗い場へ向かおうとする。
バンッ
「*え?*」
体格のいい男に抱えられ、ナイフを突きつけられる。
怒号が響く、父と母の青ざめた顔が見える。俺を抱えた人は、受付の前へ行き、金を詰めるように指示している。
タビトは大丈夫だろうか。なんて考えていたら、視界の端で、銀行で待っていた一般人を拘束していた一人の顔がボールに当たり、かなりの勢いで跳ねてもう一人の方に飛んで、2人を気絶させた。僕を拘束した男は驚いて振り返る時、タビトが、周りを警戒していた男の銃を奪いながら、鞘に収まったナイフで殴り、気絶させて、銃をこっちに向ける。
男が叫んでいるけど、タビトは冷静に脅している。男はゆっくり離れていく。大人の人達も気絶している男たちを拘束したり、拘束されている人達を解放したり、タビトは両親と一緒に僕の手当てをしてくれている。
少し経ってから、警察と救急車の音が聞こえて、母が救急車を頼みに出ていった
かっこよくて、すごい、ヒーロー。アニメや番組に出るヒーローをどこか馬鹿らしく感じていて、そういう意味では大人びていたと思う。けど、タビトはかっこいいヒーローで、両親もすごく感謝してる。けど、普段はふわふわしてて、穏やかで、すごく優しくて思いやりのある人。それが、ギャップ萌え?ってやつで、すごく恋をしてる。烏は男、だけど、良妻賢母っていうもので、すごく綺麗で、性格も良くて、僕がトゲのあることを言っても、他の人と違って、怒ったり、叫んだり、泣いたりなんてしなくて、ただ微笑んで、ゆっくり聴いてくれる。なんだか時間が遅くなった気がして、そんな時間が大好きで、けど、意識し始めるとだめだめで、サッカーもままならない。
ある日、タビトの帰国の時期が早くなったらしい。あんなことがあったのだから当然だけれど、すごく不安で、父と母にあと少しなんだから根性を見せなさい、と背中を叩かれた。よく揶揄われるし、気づかれていたらしい。だから頑張って、愛称呼びも話しかけたり、サッカーも良くして、握手やハグも沢山する。まだ気にされてないけど、優しく微笑んで、包んでくれる。
大丈夫、タビトと遊んだサッカーで、世界に出て、日本にこの僕の名前を、届くくらい、凄くなります。絶対に届けますから、期待して、待っていてください。
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成り代わり烏
なんか魔性みたいになった人。実は1度目の時に遊んだゲームやアニメのスキルが混じってることに気づいてない。いつかは独立したスキルになります。え?1番ですか?捻れた世界の魔法ですかね?結構肝っ玉据わっている。2度目の人生がハードモードだったからかな。強盗を撃退する時の動きは、ブラック本丸時の初鍛刀だった厚藤四郎をイメージ、初鍛刀+排出率が比較的高め+鎧通し故の頑丈さ+泣く兄弟達に兄として気丈だったのが災いだった。
お前の在様も壊れ様も、素晴らしかった。流石、名将に多く扱われた短刀にして、短刀の名手たる吉光の刀だ。
今まで消えていく仲間を、かなり古参故に、他の誰より逸らさず見てきて、他の誰より大切にして、愛した鶴。長寿の縁起を持つ鶴の名が与えられた太刀故にこの役が合いすぎていた。ホワイト本丸の刀剣男士達は皮肉か嫌味だと思っていた。未亡人かな。
ちなみにバックは色々入っている。その割にあんまり膨らまないので、収納術がすごい。(さすがにスキル発動用の道具は、常用できそうな一部だけ)
初恋掻っ攫われた、肝の据わった少年
こいつも大概肝っ玉が据わっている。あの事件があったのに買い物に出る勇気がある。ただでさえ、他の人と違う包容力とどことない母性に少し、線を引いて律していたのに、かっこいいヒーローも合わさって初恋を掻っ攫われた。次があるなら、自分でやっつけます。烏が帰国してから少しあとの日からサッカーと並行して柔術を学び始めている。元々サッカー選手に憧れていたが、新たな理由も加えて、サッカー選手を叶える夢を持つことに。ただのサッカー選手じゃだめ、他の人と違うサッカー選手じゃないと、日本まで届かない。
「安心してください、絶対に届けます」
子も子なら親も親、こちらも肝の据わったご両親
息子の初恋がホームステイのボランティアに来た、歳の近い少年日本人だけど、結構いい感じに寛大で、あの子、結構しっかりしてるし、全然オッケーな人。同性婚とかは特に気にしてない様子。それより、初恋にドギマギしてる息子を見てるほうがずっと面白いし楽しい。若い頃を思い出す。父は少し恥ずかしいけど、善意で突っつき、母は血は争えないなーと思いつつ、勇気出しなさい!と突ついた。
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コメント
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第3話、めちゃくちゃ熱かったです!銀行強盗の場面で、主人公が幼い体でありながら、ギルガメッシュやソロモンのスキルを駆使して冷静に強盗を撃退するシーンは鳥肌ものでした。特に「ビリー・ザ・キッドに憧れてるんだ」という台詞、痺れましたね。そしてジュリアン視点で「かっこいいヒーロー」と表現される主人公のギャップ——普段のふわふわした優しさと、いざという時の頼もしさの対比が本当に素敵でした。初恋を掻っ攫われたジュリアンの心情も甘酸っぱくて、彼の「絶対に届けます」という決意にグッときました。次話も楽しみにしてます!