「やりすぎたかも…」
くぷっと卑猥な音をたてて萎えたそれを引き抜く。
先程まで蓋をされていた穴は失った熱を探すかのようにヒクヒクと動き、中からは白濁が零れている。
顔を覗きこんでみても、どこか遠くを眺める目は曇っていて目の前を映していない。
未だに快楽の残る身体はピクピクと震え、か細い声であ、あ、と喘いでいる。
縮こまった体勢を正そうと、その細い身体に触れるとそれにすら感じてしまうらしく、苦しそうに声をあげる。
「若井、大丈夫…?」
大丈夫なわけがないのは百も承知だ。
なんせ、「もう無理」「やめて」と泣き叫んでも止めてくれない恋人によってひたすら快楽を叩き込まれ、射精することも出来ずにずっと後ろで絶頂させられていたのだ。
かろうじて意識はあるものの、受け答えのできるような状態では到底ない。
むしろ意識があるだけで、奇跡的だ。
「ひろと」
「あ……、!あッ、ぅ、んぅ、…!」
耳元に聞こえた声にも感じているのか先程と比べて大きく身体が動いている。
「んふ、かわいい」
「…ぅ、あぅ、あ…」
こちらが何か言う度に律儀に帰ってくる喘ぎ声に思わず口角が上がってしまう。
「耳だけでイけんじゃないの。」
これ以上無理をさせるなんて最低だとわかってはいる。だけど一度思いついてしまうと好奇心にかられてもう抜け出せない。
横を向いている若井を抱き上げ自身の膝の上に乗せる。
「わーかい」
「んぅ……?ぁ、」
「思い出してね。いつもする時どうしてるっけ?」
「…は、あ…ぅん…!」
「まず最初に若井の好きなとこ指でとんとんって」
「ふ、あッ……むりぃ、ぅは…!」
「ここ押されるのも好きだよね。周りスリスリってされた後に……ギューって」
「あ、あ、…むぃ!はッ…!やだぁ、やめてぇ…!」
やめてなんて言われてもこちらは手を出していないのだからしょうがない。
優越感に浸りながら馬鹿のように声を上げている若井に問いかける。
「ねぇ、若井。イきたい?」
「ふッ…!ぅん、イきたぃ…おねがぁ、、い」
苦しいはずなのに求めることしか出来ない若井がとてつもなく可愛い。
口元の緩みがならおらないまま声をかける
「ふふ、いいよ。なら、俺の言うことよく聞いてね。」
最近音沙汰もなくて、すみません。
気力がなくて途中までしか書けなかったお話を今後ここに載せていこうと思います。
いくつか続きや新しいお話を考えているのでゆっくりにはなりますが、更新して行ければと思っております。
コメント
4件
うわもうなんか……最高 ドS好きすぎて辛い🥹
❤️さんにでろっでろに溶かされる💙さんかわいい……途中で挟む名前呼びグッときますね☺️