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ーーー昼休み
お昼休みになり騒がしくなる教室
またぼーっとしている間に
午前中の授業が終わっていた
セイト「なあ、ナオ、」
セイちゃんが振り返りながら
ナオの名前を呼ぶ
ナオヤ「…あー、エイキくん!ナオお弁当忘れちゃったから購買行かへんっ?」
そうエイキを誘い、逃げるように教室から
出ていく
ナオヤ「…。ホンマにナオ最低やわ。」
エイキを連れて教室を出たことに
激しく後悔する。
やってしまったものは仕方がないと
思いつつも、さっきのナオ…態度悪かったよな..?
ぶつぶつと呟きながら購買へ向かう途中
エイキ「ナオちゃん、やっぱなんかあったでしょ」
察したようにエイキが聞いてきた
ナオヤ「…せやねん。ナオ、今セイちゃんと何話してええんかわからへんねん。」
ポロッと本音を口にしてエイキの顔を見上げる
エイキ「..やっぱり2人、喧嘩してたんだ。おかしいと思った笑全然話さないんだもん」
そう言ってエイキは笑っていた
ナオヤ「ナオ本気やねんっ!本気で悩んでるねん…」
喧嘩なんてしてへんし、すぐに
いつも通りに話せるようになる
なる..よな..?
考えれば考える程、あの日ネックレスを
買っていた、セイちゃんの幸せそうな表情が
頭に浮かんで離れない
なんで。
なんでナオになんも言わへんの。
なんで..。
ナオ以外にあんな顔すんの。
″グスッ″
涙がポロポロと溢れてくる
エイキ「..え。ナオちゃん、なにも泣くことないでしょ!」
焦っているのが声色でわかる
ナオヤ「もうナオ、どうしていいかわかんないっ..グスッ」
泣きたくて泣いてる訳じゃない
どうしようもなく涙が止まらない
エイキ「ちょっと落ち着こっか。人がいない所に行こう..」
そう言ってエイキに腕を引っ張られ
屋上へと向かった。
ーーーセイトside
リュウキたちが去った後、俺は
教室に戻る気に慣れず屋上のベンチに
寝そべっていた。
セイト「ナオちゃん、なにしてんのかな…」
こんな状況でも、ふとした時に
ナオの事が頭に浮かぶ
俺って重症やんな。
拗らせすぎてるんもわかってる。
他の男に取られるのが嫌でたまらへんくて
焦りすぎてしまってたんかな…
1人、脳内で反省会をしていた時
エイキ「ほら、ナオちゃんもう泣かない。ゆっくり呼吸して、?」
ドアの方からナオの名前を呼ぶ声が聞こえ
その声の主がエイキだと言うことに気づいた。
エイキ「ほら、大丈夫だから。ね?」
ナオヤ「…グスッ。..うぅ。」
ナオ、泣いてんのか?
なんで?なんか嫌なことされたんか?
自分でも自覚しないうちに頭にカッと
血が登り気づけばエイキの胸ぐらを掴んでいた
セイト「おい、お前ナオに何してん!!」
何が原因でナオが泣いているのかなんて
考える余裕もなく体が勝手に動く。
エイキ「..ちょっと、、俺何もしてないから離せよ。」
エイキが低い声でそう言い、俺は掴んでいた
胸ぐらを話してナオに視線を向けた
セイト「なあ、ナオどないしたん?こいつになんか嫌なこと言われたんか?お願いやからこっち向いてや..」
俯いて泣き続けるナオに、心がズキズキと痛む。
なあ、誰なん?ナオを泣かせてるんは。
エイキか?それとも他の誰かなんか?
それとも..俺か..?
セイト「なあ、ナオちゃん..答えてや。」
焦る気持ちが募り、なおの肩を強く掴んで
強く揺すってしまう
エイキ「今はそっとしといてあげなよ。」
エイキに腕を捕まれ、ハッと我に返る。
ナオの震える小さな肩。
セイト「…ごめ..っ。俺そんなつもりじゃ..。」
柄にもなく大声でナオに詰め寄ってしまい
ナオを怖がらせてしまったのではないかと
今になって焦り出す
ナオヤ「…ちが..っ、、」
ナオが何か言おうとしているのはわかる
ただ、心配そうにナオの背中をさするエイキを
見ていると、自分に無性に腹が立つ
セイト「お前ら..お似合いやで.,」
思っても居ないことを呟いてしまい
咄嗟に口を覆う
ナオヤ「っ…!」
ナオがショックを受けたような顔で
俺の顔を見上げた。
セイト「あっ..ちが、っ..そういう意味じゃ..」
もう遅い。手遅れだった
俺が発した言葉はナオに届いている
ナオヤ「…ナオ、今日はもう帰るね。」
そう言い残すと、ナオは屋上から
走って出ていってしまった。
エイキ「…今のはセイトが悪いよ。」
言われなくてもわかってる
セイト「なあ、俺なんかしたんかな..?ただ、ナオちゃんのこと好きなだけやのに.. 」
自分が発した言葉に、自分でも驚いた。
人間って弱ってる時に本音が出るもんなんやな
よりにも寄って、ナオを気に入ってるエイキに
自分の気持ち言うてまうなんて
俺ホンマにアホやな…。
エイキ「…セイト、ナオちゃんの事好きなんやな」
セイト「..せやで。小さい頃からナオを見てきたし、ずっと一緒におってん。」
少しばかりのマウントを交えつつ
素直に本心を伝える
エイキ「ふーん、まあいいんじゃない?選ぶのはナオちゃんだと思うけど笑」
先程まで泣いているナオを目の前に
オロオロとしていたエイキはどこかに行き
また余裕そうに笑うエイキがいた
セイト「選ぶって、誰と誰をやねん…」
エイキが言ってる言葉の意味を
理解できないフリをして
俺は屋上を出た。
#BL
コメント
1件
ああ〜もう、すごくもどかしい回でしたね…!セイトとナオ、お互いがお互いを想ってるのに、タイミングと言葉が全部ズレてる。ナオが涙をこぼしながら「どうしていいかわかんない」って言うところ、胸がぎゅっとなりました。エイキがそっと背中をさする優しさと、セイトの不器用な焦りが対照的で、人間関係の難しさがリアルに伝わってきました…!次、どうなるんだろう。