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「みんな〜!晩御飯ができたよ〜!」
「やった!晩御飯!」
「僕、もうお腹ペッコペコ!」
子供たちが図書学習室で課題をもう終わった時に稔莉とは違う女性の声を聞いて、食堂に向かって歩いた。一方咲幸は別の席で女の子の苦手な数学の課題を教えていた。
「こうなるでしょ?そしたら答えは······」
「えーと······あっ!分かった!答えは6!」
「そう!正解!よくできたね。」
咲幸は女の子の頭を優しく撫でた。女の子は照れながら微笑んだ。
「じゃあ、食堂に行こう。食べ終わったら、また教えるから。」
「そうだね。もうお腹すいちゃった!」
2人は食堂に向かって歩いていった。食堂に着くとまだ食べている子がいれば、もう食べ終わって浴室に行く準備をしている子もいる。
暫くして、夕食を食べ終えた咲幸はまだ課題を終えていない子供たちに教えたり、子供たちと一緒に入浴を浸っていたりしていた。
咲幸を含め、10人の子供たちの世話をするのが大変な時はあるが、咲幸にとって家族も同然である他の先生たちの手伝いや子供たちの世話をするのが何よりも大好きだ。