テラーノベル
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蒼「……わかりました。では樋口さん、お願いします」
曇っていたかと思った表情はすぐにいつもの王子スマイルに切り替わった。
教室で小さく、黄色い悲鳴のようなものが聞こえた気がした。
樋口さんが蒼くんの隣へ。
うーーーーん。美男美女。サマになりすぎてる。
綺麗系が2人もいるとこんなに迫力あるのか。
すげーーー。
そう見惚れていたら。
蒼「…さん」
蒼「…らさん…
…島村さん!!」
は「は、はいぃ!!?」
急に呼ばれて声が裏返った。
なななんでしょうか。申し訳ございません。見惚れていましたなんて…
言えねぇーーーー。
蒼「涼風くんと島村さん、2人は文化委員でいいですか?いいですね?っていうかそれしか残ってないので」
な、なんか。
笑顔が怖い。迫力やばい。
って…え…。
涼風くん…と文化委員…まじか。
私で大丈夫かな。
ちらっと雪くんの後ろの彼を見てみる。
凛「……」
今日も寝てる…あぁ、蒼くんに勝手に決められたんだな、かわいそうに…まぁ、私もか。
楓「ではこれで委員決めは終了します」
担「2人ともありがとう。席についていいぞ」
蒼くんと樋口さんはそれぞれ自分の席に戻った。
担「じゃあ今から、委員についての仕事の説明の書類がある。それぞれの委員に配るから、取りに来い。
それと悪いんだが、1部ずつしかないから2人でシェアして見てくれ。
席は変わっても構わない」
え。
シェア?
とりあえず進藤先生のところに書類をもらいにいく。
どうせ涼風くん動かないだろうし。
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