__数日後
私たちは、あの日以来危険な依頼もなく平和に過ごしていた。
____あの異能がなければだが。
『先生、お電話です。』
ある日、電話がかかってきた。
匿名の__声を変えていた。
一瞬警戒したが、そんな直ぐにやられる訳でもないので先生に渡した。
「あぁ、綾辻だが…なんだと?」
先生は電話の相手に疑問をぶつけ、隣の部屋に入っていった。
『依頼かしら…。』
しばらくすると、先生は戻ってきた。
そして言った。
「紗雪、準備しろ。出かけるぞ。」
『__はい。』
真逆、篠宮?
いくら何でも行動が早すぎる…何故?
「それと、君に重大なお知らせだ。」
『はい?』
「異能の期限が、____一週間に短縮された。」
『_______!』
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