テラーノベル
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アテンションプリィズ
・ 🦍🍆
・ 壁穴
bn視点
「…ッくっそ、抜けねぇ…、!」
俺は今、何かの穴に挟まっている。ぎっちり腰あたりを固定され、どれだけ足掻いても、もがいて抜けない。どうしてこうなったかと言うと…
「っあ、待て!」
朝の散歩帰り。なんとなく、薬指につけた指輪を外し、太陽に透かして見ていたら、手から滑って裏路地の方に転がっていってしまった。
あれは、dzさんから貰った大切なもの。無くしたら怒られるだろうし、俺も嫌だ。裏路地は坂道になっていて、指輪はどんどん加速していく。
「…っな、!…うぅー…、、」
ギリギリ通り抜けられそうな穴の空いた壁に入っていってしまった指輪。腕だけを入れてみるが、やはり届かない。仕方がない、と頭から腰あたりまでを穴の中に突っ込み、指輪に手を伸ばす。
「取れた…!…よかった、」
少し砂がついた指輪を拾い、軽く拭う。幸い、傷は付いていないようだ。本当によかった。あとは、この穴から抜け出して、家に帰るだけ…
「え、なんでッ、抜けない…、!?」
どれだけ抜け出そうとしても、腰をガッチリホールドされ、抜け出すことができない。指輪を薬指に戻し、手を使って抜け出そうとしても、ダメだった。
そして、今に至る。
何度も何度もためしてみたが、やはり抜けることはなく、体力だけが削がれていく。何度も何度も助けを求めて叫んだ喉は、少し枯れてきている。いつの間にか太陽はてっぺんまで登り、自分の頭を焼く。
「…やばい、な…。助けを呼ぶ、か…。…いや、ダメだ…、」
いつも、胸ポケットに入れてあるはずのスマホが、今日だけはズボンのポケットに入っていることを思い出して、撃沈した。これじゃ、助けを求められない。声を上げても誰も来ないし、スマホで助けも求められない。
仕事終わりのdzさんが不思議に思って探しに来てくれるのを待つか、それとも人が通りかかるのを待つか。現実的そうなのは、後者だ。
これ以上どうにもならない状況にため息を吐き、惨めな姿の自分を見下ろす太陽を睨んだ。
「…dzさん、…。」
なんとなく、寂しくなってきて、大切な恋人の名を呼ぶ。でも、呼んだところで、来てくれるわけがない。
いつ来てくれるかもわからない。誰も来ないかもしれない。段々と思考がマイナスになっていく。
ザッ…ザッ…ザッ…
「……!」
その時だった。近くで、誰かの足音が聞こえた。思いっきり息を吸いこんで、痛む喉を無視し、声をあげる。
「あの、!!助けてください、っ!!」
足音が止まったと思えば、どんどんこちらに近づいてくる音がする。俺は安心したように息を吐き、人が来るのを待った。
よかった、助かった。
dz視点
びっくりした。仕事にひと段落がついたので、bnさんに会おうと家への道を歩いていたら、bnさんの声が聞こえるんだから。
声のする方は裏路地。もし、誰かに絡まれているとしたら…と考え、急いで裏路地に入る。するとそこには、何故か壁に挟まったbnさんがいた。
「……ッ、w」
笑い声が漏れそうになり、慌てて口を塞ぐ。どうせなら、ここに居るのが俺だって分かるまで内緒にしたい。いつ気づくんだろう。
bn「あ、あの…。そっちから、引っ張ってもらえると嬉しいんですけど、」
少し緊張したような声でこちらに尋ねてくる。ここを掴んで…と言いたげに、足をプラプラさせたり、その反動でおしりも揺れたりと、とにかく可愛い行動をしてくる。
そんな行動に、俺の悪戯心が刺激された。bnさんの足を掴み、ズボンを手前に引っ張った。
bn「…ッは、!?なに、してっ…、!!」
急に慌てたように騒ぎ出すbnさんも可愛くて、口角が緩みっぱなしになる。きっと、壁の向こうの彼の顔は、真っ赤になっているだろう。
ズボンを地面に投げ捨て、パンツもズボンの上に置く。bnさんは、怖がっているのか、体を小刻みに震わせ、涙声で助けを求めている。
bn「も、やだッ、!やめろ、!くそ…ッ、!」
そんなbnさんも、可愛くて可愛くて。寒さでヒクヒクと動く、普通の男性ではこうにはならないだろう、可愛らしい蕾に人差し指を入れる。
bn「…ッ、!?なにしてんだ、っ!ゆび、ぬけ…ッ!!」
そんなことを言いながらも、bnさんの中は、もっと、もっと…と、さらなる快感を求めるかのように、俺の指を締め付けてくる。
もし、ここにいる人が自分じゃなかったら、どうしてたんだ。と思うと、心がモヤモヤし、段々と目の前の男に対し、苛立ちが湧いてくる。
醜い独占欲を抱えたまま、指を抜き、ベルトの金具に手をかけた。
bn視点
最悪だ。どうしてこうなった?
急にズボンとパンツを脱がされたかと思えば、指を入れられ、雑に解かされる。雑なはずなのに、何故か自分のいい所を触られるせいで、快感を感じてしまう。
「…っぁ、…く、……、♡」
知らない人のはずなのに。知らない人の指で、気持ちよくなってしまう自分が嫌になる。
そんなことを思いながら、必死に耐えていると、やっと指を抜いてくれた。ホッと息をつき、安心する。
だが、壁の向こうから、ズボンのベルトを外す、カチャカチャという音が聞こえてきた。サァッと顔が白くなる。まさか、ここに挿れると言うのか?
「や、めろ…っ、…。……っっ、!?♡♡」
抵抗したくて、相手を蹴るように足を伸ばすと、その足を掴まれ、そのまま中に挿れられた。突然のことに、息が詰まり、動揺してしまう。
だが、相手は止まるわけがなくて。
「あぁッ゛、!?♡…っゃ、え、…ぁ゛ッ…ぅそ、っ♡ はいっ、て…、?…っぅあ゛♡、とまれ、っ」
止まらない。止めて、やめて、と何回も叫ぶのに、止まってくれない。そりゃそうか、こんなカスカスの喉じゃ、届くものも届かない。
「ッぉ゛あ、っ゛〜〜〜ーーー!?!?♡♡」
前立腺をゴリュッと抉られ、思い切りイってしまった。
イかせれた。
dzさん以外の男に?
知らないヤツに?
待て。
知らないヤツ?
本当に、これは知らないヤツか?
明らかに、俺のいい所を知っている突き方。
明らかに、俺のいい所を知っていた指の動き。
それに、この感じは…
「dz、さ…、?♡」
ピタッと止まった。そして、壁の向こうからよく知った笑い声が聞こえてくる。
dz「ふはっ、なんだ、わかるのかぁ。」
「dzさん、!」
その声は紛れもなく、俺の大好きな恋人のものだった。安心して、体の力がフッと抜ける。よかった、dzさんで。
「…っ、こわかった、」
dz「ごめんなさい。…でも、僕は楽しかったですけどね?」
「……そ。…じゃあ、早く抜いてくれない?」
dz「えー…。」
「なんで不満そうなのよ、」
本来の目的である、この壁穴から抜けること。それをdzさんに頼んでも、帰ってきたのは不満そうな小さな声。なんでだよ。
dz「だって、今いいとこじゃないですか。」
「いいとこ?」
dz「…ほら、」
「…ッんぁ゛、!?♡♡」
そう言うと、dzさんはまた腰を動かし始める。必死に逃げようと、抵抗しようとするが、穴にハマっているせいで、身動きが取れない。
「も、やだっ、♡はなし、て…ぇッ゛、!!♡♡ぁ゛あんっ、、!♡♡」
dz「ふふ、かわい。bnさん、よかったですね。ここに居るのが俺で。」
「うる、せッ゛…!♡…っ、やだ、いく、イっちゃ、う゛…ッ、!♡♡」
楽しそうに笑いながらも、止まらない腰振り。俺の性器は2回目の絶頂に向け、準備をし始める。それに気がついたのか、さらに速くなるdz。しかも、奥を狙って突いてくる。
こんなの、耐えられるわけがなくて。
「…ん゛、っ〜〜〜ーーー…♡♡」
dz「…っく、♡……、」
「ん、…♡…なか、あったかい、、♡」
俺はナカを思い切り締め付け、イった。そして、同時にdzさんも。お腹の中に、温かいものが広がる。俺はこの感覚が大好きだ。恥ずかしくて、本人には言えないけれど。
dz「bnさん、じっとしててくださいね。」
「え?…わかった、」
dz「…ふぅ、…。」
それから数分後。気がついたら俺も服を着させられていて、おそらくdzさんも服を着た。ふぅ、と息を吐いたdzさん。俺の足を、彼の股に挟まれたかと思うと、とんでもない音がした。
ドスッ!!! バキッ ピキピキッ ガラガラドッカーン
「え?」
壁が、崩れた。地面に落ちる俺を、寸前で抱き抱えてくれたdzさん。驚きで見開いた瞳のまま、彼の顔を見上げる。
「こわ、した?」
dz「はい。抜けましたね。」
「……。」
清々しいほどの笑顔。その笑顔に、ちょっとだけイラッとし、拳を構えた。
果たして、えっちをする必要はあったのか?
こちとら、2回もイったんだぞ。
さっさと抜けや。
dz「いってぇぇ、!!」
綺麗な青空の下に、誰かの叫び声が響いた。
お疲れ様でした!
なんか、どうですか?
私事ですが、最近🍆受けが可愛くていっぱい読んでます。
ふへへへっ
もしよろしければ、♡と💬お願いします!
またね〜っ!
おまけ
没案
そして、今に至る。
何度も何度もためしてみたが、やはり抜けることはなく、体力だけが削がれていく。何度も何度も助けを求めて叫んだ喉は、少し枯れてきている。いつの間にか太陽はてっぺんまで登り、自分の頭を焼く。
「…やばい、な…。助け…ぁ、!」
あることを思い出した。今、いつもズボンのポケットに入れてあるスマホが、胸ポケットに入っている。頑張れば、電話をかけられるかもしれない。
右手で左胸にあるスマホを取ろうとがんばる。数分の格闘の末、スマホを取ることができた。
「よっしゃ、!…えと、じゃあ…、」
スマホの電源を入れ、LINEを立ち上げる。自分の恋人のトークルームを選択し、電話をかける。繋がるかな。仕事中な気もする。
だが、それは杞憂だった。ワンコールも終わらないうちに、繋がる音がする。
「ww、速い…w」
dz『bnさん?どうしたんすか?』
「いや、ね?…あのぉ、挟まっちゃいまして、」
dz『挟まった?』
「いわゆる、壁穴…みたいな、?」
正直にdzさんに伝えると、電話の向こうからご機嫌そうな笑い声が聞こえてきた。なんとなく複雑な気持ちになり、頬を膨らませると、相手に伝わったようで、「ごめんごめん、」と笑い半分の声が聞こえてきた。
dz『自力じゃ抜け出せないですか?』
「ん、無理そう…。多分1時間くらい藻掻いてるんだけどね。」
dz『それならさっさと教えてくれればいいのに。』
「え、だって…dzさん、忙しい…じゃん、?」
dz『いっつも言ってますよね?…僕はあなたの恋人なんだから、遠慮せずに頼ってください、って。』
年下の男の、力強くて頼もしい言葉に、心が暖かくなる。そうだ、いつも言われてる。風邪になったとき…重い荷物を一人で運んでいたとき。…何度、頼らなくて怒られたか。
1度、泣かれたことがあった。どうして、頼ってくれないの?と。ただ、俺の助けになりたいだけなのに、と。dzさんを泣かせたのが、申し訳なくて。あの日、誓った。意地張るのはやめて、ちゃんと頼ろう、と。
でも、実際頼るのは難しくて、こうなったけど。
「…ごめんなさい…、」
dz『いいですよ、もう…。で、場所どこ?』
「えっと、…」
周りを見渡してみる。後ろを見ようとしたが、壁に阻まれ、見ることができない。仕方がなく前を向くと、正面にコンビニがあった。しかもあれは、dzさんと俺がよく行っているコンビニ。
「あの、いつものコンビニ近くの裏路地。」
dz『あ、あそこか。じゃあ、今行きますんで、待っててください。』
「…うん、…ありがとう。」
dz『その辺、不審者多いらしいんで、気をつけてください。』
「不審者?…んまぁ、大丈夫だって。」
それから二言ほど会話をし、電話を切った。
そういえば、前にテレビで見た気がする。確か、男女関係なく襲う男集団だった。警察に追われてるんだっけ。
まあ、男も襲われている…と言っても、俺はもう40代後半。こんなおじさん、好んで襲う人なんて、俺の恋人くらいだ。俺は、安心しきっていた。
このままモブレに行って、dzさんの消毒…みたいな流れの世界線もありまちた。
おっちょっちょ
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