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👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
…投稿したの昨日なんです…。
…早すぎませんか??(
…3度見くらいしました。
多分今までの作品で本垢も含めていちばん早い気がする…(
ありがとうございます、ほんとに…!
感謝しかないです…!!
そして伸びがいいとあからさまに投稿頻度がはやくなるやつです👈
では早速start···▸!
わんく!
nmmnです、!
この言葉に見覚えのない人は🔙お願いします…!
あと過呼吸表現があります。
自衛お願いします…!
side青
「ないこ〜」
今日は休み。
前に休み貰ったのいつだっけ…と考えながらも思い出せない。
それくらい久しぶりだからかないこのテンションが少し高くなっているのがわかる。
「ん〜?」
いつもだったらずっとパソコンに向かってタイピングをしているのに今日はしていないから。
そんな些細なことでも俺の休日を喜んでくれていることがわかって。
まあ絶対口にはしないけど。
「今日何する?」
「ん〜…」
悩みながらも、ふわふわと髪が揺れている。
気持ちダダ漏れやって、笑
「あ、」
スマホの天気予報の画面を見るとしっかりと傘のマークがついていた。
「ん〜?なにかあった〜?」
そう言って覗いてくる、ないこに画面を見せる。
「あ〜…しょうがないね、家にいよっか、笑」
もともとアウトドアな方では無いけど少し残念がっているのがわかった。
「やね〜…なんか映画でも見る、?」
せめて、ないこに仕事だけはして欲しくないから。
そう言うと。
「そうしよっか、笑」
ふにゃっと効果音がつきそうな顔でそう言われた。
ないこのその顔が見れれば別にどこでもいいな、なんてぼんやりと考えながらテレビをつけた。
side桃
雨なのは残念だけど別にまろがいるならどこでもいいんだよな〜。
なんてぼんやり考えながら。
画面を見ている青い瞳を覗く。
もはや嫉妬すら出ないような綺麗な瞳。
そこに、少し瞳が隠れるくらいのさらっとしたブリーチしていない青髪。
「ん、なんや、くすぐったい」
思わず髪を触ったらそう言われた。
「まろさ〜ピアス開けないよね〜」
会社に勤めているからって言うのもあると思うけど。
でもなんかまろは興味すら湧いてないように思う。
「ん〜…痛そうやん?笑」
そう言ってにっと笑ってる。
「ふーん、?」
でも分かってる。
それだけじゃないことを。
でもわざわわざ言わないならこっちから言う必要も無い。
「、笑 なんや、その含みのあるあいずちは、笑」
あれ、まろがこの返事に突っかかるとは思ってなかった。
それ聞いたら俺が言わざるを得ないから。
でもその後、すぐにテレビの方に顔を向けたからわざわざ聞かないけどね。
それがまろなりの拒絶なのを知ってるから。
再びテレビ以外の音が消えてから少したって。
ぽつ、ぽつ、とリビングの窓を叩く音が聞こえ始めた。
「あ、雨降り出したな、」
「ね〜…」
…このまま雷ならないといいんだけど、笑
今フラグ立ったかな。
別に雷自体が苦手な訳では無い。
むしろ音に関しては面白ささえ感じられる。
本当に怖いのは…。
「だぁいじょうぶやって、」
そう言って髪をわしゃわしゃされた。
癖なのかな。
前、トイレで丸くなった時にもやられた。
「よく頭撫でるよね、まろ」
ちょっとそうからかってみると、
「ないこだからかもな、笑」
そう言われた。
やっぱまろの方が1枚上手のようだ。
side青
雨に少し怯えてるないこの頭を撫でたらからかわれた。
だからからかい返してやった。
まあでも正直なところほぼ本音。
ないこの髪は綺麗で柔らかいから。
ブリーチしているのか怪しいほどさらさらで綺麗。
っていうとなんかキモいけど。
でも本音やから。
ゴロゴロ、ビッジャーン!
「ビクッ」
突然の雷にないこの肩が揺れたのがわかった。
「ん、びっくりしたな〜」
そう言うと案外平気そうな顔で
「ね、まじびっくりしたわ」
そう言われた。
まあ、雷自体が苦手な訳やないもんな。
「…でも結構酷いな…」
1回鳴ってから急にうるさくなった。
「ね、流石にこれ一人しかいない部屋で起こったら怖かったかも…」
珍しくそういうもんだから。
「なに、俺がおって良かったな」
そうからかいたくなった。
さっきの仕返しってのもちょっとあるけど。
「ん、そうかもね、」
…そう来るか。
してやった、という表情でそう言われた。
side桃
パチッ
そう音が鳴った瞬間電気が消えた。
まずい、と思う暇もなくまろがくっついてくる。
でもそれは俺のためだって分かってるから。
「大丈夫、大丈夫やよ、まろ、まろやからね」
まろ、そう頭では分かっていても。
トラウマがフラッシュバックして身体が思ったように動かない。
「カヒュッ…ゲホゲホッ、ヒュッ…」
やばいやばいやばいやばい。
制御が聞かない。
「大丈夫、大丈夫、まろやで、まろ、まろ、いふまろ、な、?」
まろ、まろ、大丈夫、そう繰りかえしてくれてるのは分かる。
ここにあいつらが居ないことも。
でもッ…。
「カヒュッ…ヒュッ、カハッ…」
「大丈夫やから、吸ってな、?ゆっくりでええよ。」
吸え、息を吸え。
そう言うとやっと少し体が言うことを聞くようになったのか。
「ヒュッ、ヒュー、ヒュー、ヒュー…」
段々呼吸が落ち着いてきた。
気づけばまろが携帯でライトを向けてくれていた。
身体が言うことを聞くようになったのはこれだったのかもしれない。
パチッ
その瞬間に電気が戻りテレビの音もなり始めた。
「びっくりしたな〜、でも前より呼吸できるようになるん早くなったわ、」
…それは嬉しい。
少しずつ、過去から決別出来ているってことだから。
迷惑は相変わらずかけまくっているけど。
「はいはい、迷惑やないからな〜」
なんで思ったことわかったの?
なんてベタなことは聞かない。
まろなら分かるはずだから。
「ん、お疲れ」
まろは毎回俺がパニくる度にそう言ってくれる。
「ありがと、」
もう大丈夫だから、というように声を出すと明らかに安心したのが表情から読み取れた。
「ん、ほんまに今日休みでよかったわ」
なんて、からかうつもりか、本心からか、はたまたどっちもか。
でもまろがいて良かったのはほんとだから。
「ん、だからくすぐったいて、笑」
ありがとうの代わりに髪を触ってやった。