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「 ごめん 、 帰るね 」
「 え ? なんでだよ 、 まだ居ろよ ー 」
「 予定思い出しちゃって 、 笑」
僕はその場から逃げ出すように帰った 。
何かを 、 感じたんだ 。
僕の背中の気配は
気のせいじゃない 。
もしかしたら … って
弟かもしれないって 。
でも 、 死んだのに
幽霊の弟 … ?
なわけ 、 ないよな 。
「 はぁっ 、 はぁっ 、 」
「 お前 っ 、 待てよ っ 」
後ろから研究サークルの友達が走ってきた 。
「 え 、 なんでいるの っ 、 」
「 これ 、 言わないとダメだ って思って 」
「 何を 、? 」
「 お前の後ろに 、 さっきから っ 、 」
「 小さい男の子がいるぞ っ 、 」
その言葉を聞いた時 、 僕は脈が早くなった気がした 。
「 それって 、 どんな子 ? 」
「 なんか っ 、 身体中が濡れてて 、 お前の腰上くらいまでの身長で っ 、 」
完全に 、 僕の弟だ 。
体が濡れてるのは 、 湖に落ちたからだろう 。
「 わかった 。 ありがとう 」
「 え … ? お前 、 怖くないのかよ 」
「 そんなことない 。 だって ッ …」
続きを言おうとしたら 、 涙が出てきた 。
こんな過去を思い出したくない 。
「 ちょ 、 泣くなよ っ 、 」
僕のせいで … 弟は死んだ 。
あの時もし僕が死んだら弟は苦しい思いをしなかったのに 。
僕が … 僕が …
「 あーもう 、 お前の詳しい状況はわかんないけどさ 、 なんかあったんだろ 、 」
「 お前が帰る時も 、 何かを思い出したみたいだし 、 後ろの男の子も 、 お前の弟とかだろ … ? 」
「 一回 、 泣きやめよ 、 」
泣き止むにも 、 泣きやめなくて
何回も 、 自分を責めることしか出来なかった 。
「 どんだけ待たせんだよ っ !!」
研究サークル友達メンバー全員が 、
僕の所に走ってきた 。
「 あれ ? もう帰ったかと思ってた 笑 」
「 なんで泣いてんの … ?」
「 なんか 、 んー 、 今は何も言わない方がいいと思う 、 」
「 そう … か 。 」
「 やっと泣き止んだか 。」
「 何があったのか教えてくれよ 、 」
こんなこと 、 言えるはずがない 。
どうせみんな 、 僕のせいだろとか言うだけ 。
この前だって 、 そうだった 。
信用してた人に 、 このことを言ったら
『 なんそれ 、 お前の注意不足だろ 笑笑 』
ってな 、笑
「 お前のこと 、 責めたりとかしないから 」
簡単に 、 信じれるわけが無い 。
「 そんなん 、 嘘でしょ ? 笑 」
「 嘘じゃない 、 本当だよ 」
「 簡単に 、 僕が本当のこと教えれないよ 」
「 本当に 、 責めないし 、 」
「 てか 、 そんな責られるような話なのか ? 」
「 お願いだから 、 教えてよ …」
そうお願いした1人の友達の目には 、
涙が溜まっていた 。
そんなに聞きたいことか … ?
と思いながらも
僕は 、 本当のことを教えた 。
「 そう … だったんだ 。 」
「 僕もこの目で見たいのに 、 なんで 、 」
「 俺だけしか見れないんだーーー 、 」
「 まあ 、 そりゃそうだよ 、 笑
僕のせいだもん 。 」
「 そんなことない 、 」
「 … まあいいや 、 帰るね 。 」
明日には 、 会えるのかな ?