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クリスマスイブ‼️なので‼️‼️‼️🎄🎄
時系列的には、14話・15話の後です🙇🏻♀️
お互い好きなのは分かってるけど、エイセツシティに行った時に告白(?)の返事をすると夢主が決めている為なんとも言えない関係が続いてる感じです🙇🏻♀️🙇🏻♀️
因みにお互いが渡したプレゼントの意味暇であれば、調べてみたりすると2人の想いがより伝わるかもです🙇🏻♀️♡♡
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「クリスマスケーキ!食べましょ!!」
「……は?」
「だーかーらー!クリスマスケーキ!!」
事務所へ入ってくるなり、クリスマスケーキが入った箱をカラスバの前に出す
「そーしーてー……クリスマスといえば〜?」
「なんする気や」
ニヤニヤ笑いコートに手をかけ、バッ!!と勢いよくコートを脱ぐ
すると、肩出しにミニスカという露出度の高いサンタコスが露になる
「どうですか〜?惚れました?ねぇねぇ!」
「ジプソ、こいつ追い出せ」
「かしこまりました」
「ちょちょ!待って待って!わかった!!コート着るから!!ケーキだけは食べましょ!?」
そういってケーキの他にもパンやクッキーを机の上に出す
「クッキーは頑張って作ったんです!あ、毒は盛ってないですよ?」
「はっ、殺し屋からそない事言われても信用性皆無やな」
そう言いつつも、疑うことなくシオンの作ったクッキーを口に放り込む
そんなカラスバにギョッと驚き止めようとするが、カラスバは「大丈夫」というように手を挙げ止める
「ま、及第点やな」
「!やった〜!!ジプソさんもどうぞ!」
「あ、ありがとうございます…」
ジプソも貰ったクッキーを受け取り口に放り込むと、笑顔で「美味しいですね」と頷く
「やった〜!!へへっ、そうだ!はいこれ!」
また袋から何か出したかと思うとカラスバとジプソにトナカイの角が着いているカチューシャを付ける
「こんなんオレらにすんのお前だけやで」
そう言うが、口角は少し上がっており楽しそうなカラスバと少し戸惑っているジプソ
「まーまー!ケーキ食べましょ〜!!」
そういってケーキを出す
ケーキにはデリバードがのっている可愛らしいショートケーキ
そのケーキの写真を撮ったあと、カラスバとジプソを移して楽しそうに自撮りするシオン
「また写真送っときますね〜!」
「はぁ、勝手にし」
軽くあしらうカラスバに対しずっと楽しそうにしてカラスバとジプソの写真を撮るシオン
しばらく撮ったあと、お皿を出してもってきた包丁でケーキを切り分ける
「ここでは狭いですからあちらで食べましょう」
「は〜い!!」
そういって気づけばシオンに続き楽しそうなジプソがケーキを持って横のソファー席の方へ向かう
そんな2人を見て、ふっ、と優しく笑うカラスバ
「オレそのデリバードな」
「いやこれはジャンケンですよ!」
「こういうのは、上の立場のもんに譲るもんやで?」
「何それ!!最低!」
そういって怒るシオンに対し、楽しそうに笑う
そんな二人を横目にジプソは更にケーキを切り分けていた
「ん〜!おいひぃ〜!!」
「お前、口についとるで」
そういってシオンの口に着いていた、ホイップクリームを手に取り口に運ぶ
そんなカラスバにジプソとシオンは顔をあからめる
「ひゃ〜……こりゃ魔性の男ですね…」
「このお方はそういう所がありますから…」
「おい、聞こえとるで」
「あいだっ!」
そういって驚きバツの悪そうな顔をするシオンを軽く叩くカラスバ
「…やけど、こういうのも悪ないな」
こんなにも騒がしいクリスマスは初めてだ
誰かとこうして甘いホールケーキを丸々一個食べれるなんて、小さな頃の夢を一気に叶えられたような気がした
イルミネーションでキラキラ光る街中を路地裏の奥からフシデと見る
光の中にいる人間とそうでは無い人間
オレは後者やった
『…寒いな、フシデ』
フシデを抱きしめ薄いブランケットで身をつつみ寒さを凌ぐ
街の方から小さな子供が父親に『今日はケーキあるの〜?』と聞いている声が聞こえる
そんな子供に対し、頷いた父親に対し『やったー!!サンタさんも来るかなー?』と嬉しそうに笑う子供
『…ケーキってどんな味なんやろ
オレにも、サンタさん来るやろか』
食べることのないクリスマスケーキの味を想像する
『甘いんやろな…』
あーやって一緒にクリスマスを祝える人に出会いたい
みんなでワイワイ騒ぎながら甘いケーキをお腹いっぱいフシデと食べるんや
そんで、サンタさんから欲しいもん貰うんや
何頼もうか、ふわふわの毛布でもええし、丸々一匹焼かれたチキンもええな…
『ははっ…楽しみやな…』
そう呟きながら、冷たく硬くなったパンを食べた
「お前とのクリスマスやったら、また来年もしてやってもええかもな」
その言葉にシオンは少し切なそうに瞳を揺らしたあと笑う
「来年も、私と一緒に居てくれるんですか?」
「しゃーなしやで、お前なしでジプソと2人きりでクリスマスなんかむさ苦しいやろ」
「エッ!?」
「あっはは!ジプソさんショック受けてるじゃないですか〜!!」
驚くジプソに対し、腹を抱えて笑うシオン
「(…嗚呼、こんなこと言われると生きたくなる)」
もうすぐでエイセツシティに行く
私はそこまでだ
しかし目の前にこんなに自分との未来を見てくれている人がいる
そんな素敵な人を残して私はあと少しで消える
『(嫌だな、死にたくないな)』
カラスバさんに想いを伝えて全ての責任から逃げて自分勝手に生きたい
けど、妹達を見殺しにして自分だけ幸せになんてなれない
それにこの装置がある以上、自分に未来はない
その事実が辛く、苦しくて 目線を下に下げ瞳を切なげに揺らす
そんなシオンに気づき、カラスバがジェスチャーでジプソに席を外すよう伝える
「シオン」
『ん?なんですか〜?』
「手、出し」
『手?』
名を呼ばれ、慌てて笑顔を作りカラスバの方を見る
すると手の上に置かれたひとつの小さな箱
『もしかしてクリスマスプレゼント…?』
「ま、開けてみ」
そう言われ、箱を開けるとピンクの宝石が埋め込まれている綺麗なピアスが目に入る
『わ…!綺麗〜!!え、い、いいんですか?』
「お前の為に買ったんや。ええに決まっとるやろ」
少し頬を赤らめながら話すカラスバ
そんなカラスバを見て、嬉しそうに微笑んだ後、ふとピアスに付属していた小さな紙を見る
〖パパラチアサファイア〗
宝石の名前だろうか、あまり聞き馴染みのない名前だ
ふと、箱に入っていた宝石の説明を見ると最後の行にパパラチアサファイアの石言葉が書いてあった
『(一途な愛、運命的な恋……信頼関係…)』
その瞬間顔が一気に赤くなると同時にカラスバを見る
『…ふふ、カラスバさんって結構ロマンチストなんですね』
「それ褒めとんかバカにしとんかどっちや」
『褒めてますよー!!えへへ、ありがとうございます…本当に、嬉しいです』
そう言ってシオンはピアスを抱きしめる
『私もちゃんとプレゼントありますよ!はい!!』
「ここで開けてええん?」
『いいですよ〜!!』
受け取った黒色の小さな箱を開けると、黒に金というシンプルだがメリハリのあるデザインの時計が目に入る
「お前…これほんまええんか?」
『カラスバさんのことを思って選んだんですから〜!いいに決まってるでしょ!』
この時計のブランドはシオンにしてはかなり奮発したはず
値段どうこうではないがシオンが自分に対してこんな高価な物を渡してくるのは、シオンの気持ちの現れだろうか
少し胸を鳴らしながら、貰った時計を身に付ける
「ええやん。気に入ったわ!」
『えへへ、良かった〜!私もピアス付けちゃお〜』
そう言ってつけていたピアスを取り、自分で付けようとするがカラスバに手を掴まれ止められる
「オレがつけたるわ」
『へ!?じゃ、じゃあ…お願いしま、す』
少し驚きつつも顔を赤らめ恥ずかしそうに頷く
そんなシオンを見て笑みを零し、ピアスを手に取りシオンの耳に触れる
「………ん、ええやん。綺麗やで」
『わ…へへ、ありがとうございますっ!』
スマホロトムでキラキラ輝くピアスを見ながら嬉しそうに笑う
『…これからも一緒に居たいですね』
「お前が望むんならずっと一緒にいたる 」
『えへへっ、プロポーズみた〜い!』
そう話すカラスバに対し、頬を染め幸せを実感する
きっとこの人のお嫁さんになれた人は幸せだろう
いいなぁ。羨ましいなぁ。
私は、この人の今後に関わる事はないというのに
けど、最期の時まではこの人の1番で居たい
───この人の隣に居たい
『ほんと、一途な人ですね』
「はっ、お前も大概やろ」
嗚呼、もっと普通の人間として生まれて出会いたかった