mm
この町に引っ越してきたばかりの俺。
もうモデルは辞めた。
疲れた。
お金は問題ないほど稼いだ。
いつかはつきちゃうけどね。
んー、何か食べたい。
コンビニ行くか。
俺の家の1番近くのコンビニへ行く。
俺はコンビニ自体に久しぶりに行くし、最寄りのコンビニに初めて行く。
何があるのだろう。
まぁ、探すか。
自分で言ってはあれだけど、全盛期の俺ではバレてしまうけど、きっと今ならバレないだろう。(辞めてから2ヶ月。こいつ馬鹿という設定なので許してやって下さいby作者)
夜だしね。
俺は黒シャツに黒のジャケットを羽織って家を出た。
コンビニはどう進化しているのだろう。
ソワソワしてたまらない。
俺は声をかけられることが苦手。
自分のファンじゃないのにファンと言い張る人もいれば、キャーキャー騒いで俺の周りがうるさくなるのが本当に嫌、苦手。
m「ふー、ここか。」
小声で呟く。
中に入ると人はパッと見て1人。
大丈夫だろう。
見ているとすごく楽しい。
スイーツもいいし、お菓子もいいし…
俺はもうスタイルを気にすることなんかない。
もう仕事のない通称ニートなのだから。
ドアが開いて、1人の男が出て行った。
客は俺しかいない。
少し気まずいが、何を買おうか悩む。
ふと、レジを見た。
チキンでも買おうかな?と。
けど、目にとまったのはチキンじゃなかった。
ある1人の男性だった。
m「可愛い…」
口に出していた。
幸い、小声だったのでバレてなさそうだった。
でも目が離せなかった。
いいことを思いついた。
何処かできいたことのある愛を意味する数字通りに商品を買おう(?)
スマホを手にし、調べた。
🔍好き 数字
あるサイトに目が釘付けに。
そこには
“823” あなたのことを思ってる
これだ。
823円ぴったり買おう。
そう上手くいかないと心の奥で思ったけど、気づいたら行動していた。
ただ、俺は計算が出来ない。
スマホの電卓を急いで取り出した。
商品を探すのが本当に大変だった。
外から見ればくだらないことに頭を使っていると思うだろう。だけど、俺は1ミリもくだらないと思わなかった。
レジに向かうと胸がドキドキした。
そうしたら、横にいた男の人が電話をしに行った。一目惚れをしたことを伝えるなら今がチャンスだ。
m「お会計いいですか。」
?「あ、はい。」
ピッ、ピッ、ピッ、ピッ
名札には 阿部亮平 と書いてあった。
そうか、阿部さんか。
a「お会計…」
駄目だ。すぐ言わないと!
m「あ、あと」
a「はい、なんでしょう。」
m「店員さん、1つ下さい。」
a「はい?意味が分かりません。」
m「貴方を買いたいです。」
a「は?
俺は売り物じゃないんで。」
そうだよな。
口が滑った。
けど、本当に俺のものにしたい。
抱いてあげたい。(おいby作者
m「じゃあ、以上で。
いつか、俺のものになって下さいね。
a「…………
お会計、823円…です。」
どうやら気付いたようだった。
俺の努力に気づいてくれて嬉しい。
m「カードで。」
a「どうぞ。」
ピッ
a「ありがとうございました。」
m「それでは、いつか。」
a「はぁ」
声、顔、スタイル、名前、全部好みだった。
運命の人かもしれない。
見上げた空は星でいっぱいだった。
m「いいことありそう。」
次は大金でも持っていこうかな?
お金には引かれないかな?
汚い手は使いたくないが、それでもいいから俺の傍にいて欲しいと思ってしまう。
こんなに強いカタオモイは初めて。
頭の中に埋め込んだ。
阿部亮平
作者です!
一気にめめのこと書いたので結構長くなったんじゃない!?
変なところがいっぱいあるのは許して下さい。
いじょー、作者でしたー!