バタン
いっ、たくない、?やけに保科の顔がちか、ぃ…
「ん、」
目を覚ますとそこは一日の半分はここで過ごしているだろう。隊長室だった。
「ぼ、ボクは一体…なにを、」
「あ、鳴海さん起きましたー?」
戸を開けると共に声をかけられる。
聞き馴染んだ声だ。
「え、保科?な、なんで、」
「いや、鳴海さんあの後倒れて……」
「お姫様抱っこして隊長室まで運びました♪」
妙に笑顔で物事を伝えられた。
「え、お、お姫様抱っこ…?」
ああ、だからかやけに顔が近かったのも、背中に痛みがなかったのも。
納得した。…ん?
「なんでお姫様抱っこ…?」
「え、うーん1番運びやすかったからやな笑」
、そういうところだ。
……ッそういうところがダメなんだ、
「な、ッなんだよ、その理由、」
「からかうんじゃ、な」
ドサッ
起き上がろうとしたら、無理矢理ベットに倒された。
「ダメやないですか。」
「鳴海さん、あんた今自分が熱何度あるか分かります?38度ですよ?安静にしとってください、」
呆れたような目。ボクはその目が嫌いだ、
「いや、でも、ボクは討伐、に」
「、はぁ…
鳴海さんが今やる仕事はないで」
「は、なんで、?」
「他の隊員がちょっとずつ肩代わりして仕事しとるからやな。」
「自分たちも大変やろうに、なんとか隙間時間にやってくれとるわ。」
「せやからな?」
「あんたはな?はよ熱治して、迷惑かけた分働かなあかんねん。
今自分がすべきことはなんや?」
「は、早く熱を治す、こと、」
「、せやな、てなわけではよ治してくださいねー」
優しく微笑んだ後、保科はボクの部屋から、出ていった。
暫くぼーっとしていたら、なんだか体がだるくなってきたので、寝ることにした。
でも、熱があると中々寝れないな。
なんて思いながらボクは少しの寝息を立てて、深い眠りについた。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡50
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