コメント
0件
沢山のいいねありがとうございます!
続きです
『なんで外じゃねぇんだよ!全く同じ部屋じゃねぇか! 』
「うわぁ、また何かあるんじゃない? 」
「ん?」
太宰が足元にある紙に気づいた。
「おっと…、これはなかなかだね…。」
『あ?どうした?』
「これみて中也。」
そこに書かれていたのは
【キスしないと出られない部屋】
『はぁっ!?キッ、キキ、キス!?//』
『巫山戯んなよ!!だっ誰がキスなんか//』
『て言うかだいたい誰がなんの目的でこんな部屋作ってんだよ!?//おかしいだろ!? 』
「(中也がものすごく饒舌だ。て言うかなにあの動揺。あんな蛞蝓がかわいく見える。)」
「先刻から思ってたのだけど、中也ってそういうことに関しては疎いよね。」
『はぁ!?舐めてんのか!?青鯖野郎!』
「だって先刻からずっと顔赤いけど、自覚ある?」
『こっ…これはちげぇよ!!これはっ…そのっ…あれだっ。…………ア゛ア゛ッなんでもねぇよ!!//』
「じゃあさっさと出ようか?」
太宰が中也に近づく。
『お、おい待て、こっち来んな…。』
「近づかないと出来ないのだけれど。」
『まじでする気かよ!!』
『ちょっと待て、太宰。これ口じゃなくても大丈夫なんじゃねぇのか?別に書いてなかったし。』
「そのつもりだったけれど?何?中也。期待してたの?」
『しっ、してねぇよ!別に!//』
『さっきから気色悪いンだよ!!』
「はいはい、小学生は黙っててねー。」
『ああ!?誰が小学生だっ…、よ…、』
中也が話終わる前に太宰は中也の頬にキスをした。
「おっ。開いたね。早く出よーっと。」
太宰は中也を置いてドアの方へ歩き出す。
一方中也は数秒固まって、
『あの糞太宰!!//いつか絶対殺す …!//』
太宰がドアを開けるとそこにはまた同じ部屋が。
「あっ、まただ。」
『あぁぁ!もう!何処まで続いてんだよ!!』