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コメント
4件
僕……うーん、、飯塚さんの話かな、、! (違かったらすみません、!) このお話大好きだあ、、、表現が、表現が神ってます!!!
あなたと再会した時。ようやく探せたと思ったんだ。
霧のかかった森を抜け、あてもなく、彷徨って、。ようやく見つけたんだ。
その時にはもう、僕は死んでいて、ここはあの世だと理解していた。
どうせ、僕はあなたに忘れられて、あなたの為に消えて、何かを奪われる運命、それでもあなたの事を忘れなかったのは、大事だから。
入って来た時はまるで、樹海に迷い込んだようだった。だが、途中で見つけた所、そこは少し霧がかかっており、そこには一筋の光が。
本当に美しかった。切なかった。
そこで僕が零した涙は、一つの光となって水面に波紋を作って行った。
そして、目の前には僕が探していた人が居た。
その人は優しく微笑み手を差し伸べた。
これで、僕の想いはここで叶い、果てると思った。
だが、それは僕の幻で、実際にはいなかった。
僕は、泣きながら霧の向こうへと入った。
僕の泣き声だけが、こだまし、霧の中の全体に響き渡る。
泣いたって…あなたは来ないのに。
ーFinー