「ご馳走さまでした」
「湊さん食べ終わったら食器持ってきて下さい。洗うんで」
「いーよ。俺が洗っとくからシンは勉強してきなテスト近いんだろ」
「大丈夫です。この位やらせて下さい」
「いーって。俺が洗っとくから」
「湊さんだってお仕事で疲れてるんですからせめて洗い物位はします。最近はテスト勉強で家事は分担の決まりが守れてないんですから」
「そんなのお互いさまだろ。俺が疲れてできない時はお願いするから。
なっ」
「わかりました」
「おぅ任せておけ」
「でも、これだけさせて下さい」
「ん?」
「……」
「おいっ…」
「最近忙しくて、湊さん不足なので…」
「だからって、洗い物の途中で抱きつくな…泡が付いちまうだろ… 」
「かまいません…」
「……」
「……」
「そろそろ離せ… 」
「まだ…チャージ終わってないんで…」
「……」
「…まだ…かかりそう…」
「おーいシンちゃん。いい加減に離してもらえませんか?」
「そんなに早く俺から離れたいですか」
「あのな…これじゃ代わった意味ないだろ」
「わかりました…速攻チャージに変えてもいいですか?」
「何だよ速攻チャージって」
「キスして下さい」
「?!」
「キスしてくれたら、すぐにチャージ終わるんで」
「あほかっ」
「なら、湊さんチャージ続けます」
「あーもぅっ!わーたよ」
「してくれるんですか!」
「ばーか」
「なんですか…?」
「……」
「!!」
「俺の慎太郎チャージがなくなりそうなんで…」
「湊さん…」
「お互いにハグした方が早くチャージできるだろ…」
「…はい。湊さん…」
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