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弟子ちゃんとの昔話
これは、あたしと氷羅が大好きな一番弟子ちゃんで可愛い後輩に出会ったそんな昔のお話し。
あれは、弟子ちゃんが中学一年。あたし達が
2年生のとき。
2人とも授業サボって、図書館にいたとき。
「先輩たち、なにされてるんですか?」って話しかけてくれたあの子。
長い黒髪揺らして、ふわふわとした可愛い子。
それが、弟子ちゃんだった。
たまに、図書館で一緒にサボる仲になったんだよね
でも、突然。
弟子ちゃんが学校に来なくなった。
「ね、りぃちゃん来てる?」
「りぃちゃんなら、今日から入院みたいです」
2人とも嫌な予感がした。
その予感は当たった。
弟子ちゃんは。膵臓に癌を抱えてた。
あたしたちは、それを知らないまま。
あの子とずっと話してた。
あの子は日に日に弱っていってしまった。
でも、時々学校に来てた。
その度にあたし達のとこに来てた。
でも、ある日。
「りふ先輩とひょうら先輩。りぃちゃんのこと嫌いなんじゃない?」
そんな、根も歯もない噂を流されて。
弟子ちゃんはあたし達のとこに来なくなった。
あたし達は、弟子ちゃんのことが大好きなんだって、伝えるために。
弟子ちゃんの病院に行った。
あの子は、泣きながら、「本当に私のこと嫌いなんですか、?」って問いかけてきた。
嫌いじゃないよ。だぁいすきって伝えたらすごく喜んでた。
そんな生活を繰り返してた。
でも。
弟子ちゃんの病状はどんどん悪くなってしまった。
そして、あの日。忘れもしない。
2024.11.21。
彼女はこの世を去った。
突然だった。
彼女のお葬式に行った日。
彼女の母親から貰ったもの。
それは、ミサンガだった。
お二人の縁が切れませんように。そう意味を込めていた。と聞かされた。
今も、それはあたし達2人の左足についてる。
一生切れることのないように願いながら。
これは、とある一番弟子に会って。
彼女と過ごした。仲のいいカップル2人の話。
りぃへ。
もう見てないと思うけど伝えさせてね。
大好きよ。ずーっと。あなたに会えて幸せよ。
今も。だから。あたし達がそっちに行ったその時は。3人で思い出話しようね。あんなこと、そんなこといろいろあったねって。笑い合おうね。だから、もう少し待ってて。雪印コーヒー墓前に置いとくから。飲んでよね。
大好きよ。あたしのたった1人の弟子ちゃん。
あなたのミサンガ大事にしてるから。
…愛してるよ。弟子として。またね。
おやすみ。