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ネコの退屈
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真夜side
ドォォォォン!!!!!
船が揺れた。
ちょうど私の部屋に来ていたベル(べルキア)が私を抱きとめながら、ブチギレてる。
「あ “ァん!?うちの船に何してくれてんの!?」
その声にビクッと体を硬直させてしまい、ベルがハッとして私を見る。
「わ〜〜☆ごめんねぇ〜〜〜☆真夜☆」
「う、うん、だい、丈夫、だよ、」
ベルはハット帽からジャキンと刀を出しながら、私の部屋を後にした。
誰が、きたのかな、
私は何となく、窓枠の外を見る。
え、
「な、んで、」
真選組、が、万事屋が、来てるの?
お兄ちゃんも、クロも、みんなも、なんで、
私は部屋のドアを叩いた。
私、大丈夫なの、皆、椿に、殺されちゃうの、
「助けて、なんて、いっ、てない!」
ガンガンっ!!!!!
[真夜、怪我をされては困ります。]
オトちゃん(オトギリ)の声が私の部屋に響く。
ドアを叩くのをやめて、ドアを見ると血が着いていた。
私は自分の手を見て、その手を額に当てる。
私が椿を止めないと、みんなが、死んじゃう。
[真夜、椿さんがそちらへ向かいます。]
オトちゃんがそういうと、オトちゃんの後ろの方で音が聞こえた。
(「神妙にお縄につきやがれ!!真選組だ!!」)
真選組の隊士の人の声だ。
[真夜と話をしているのに、遮られては困ります。]
おとちゃ、ん、まさか、
「ダメ!!!オトちゃん!!!!」
ガタッ!!!!
その後から、隊士たちの悲鳴が聞こえる。
ブチッ
マイクの切れる音がした。
私はドアを一心不乱に叩く。
「やめて!オトちゃん!!」
これ以上、私の、私の、
大切な、大好きな、人たちを傷つけないで、
お願い、椿
椿は私のいる部屋に入ってくるなり、私の手を優しく撫でた。
「痛かったね、まよる。」
椿は幼子を慰めるように優しく儚く、笑った。
私の手は血だらけで、ポタポタと床に血の海を作る。私は、何も言えなかった。あまりにも椿が綺麗だったから。
椿はかけていたサングラスを私にかけさせて、最後に頭をポンっと撫でてから、私の部屋を後にした。ガチャン、と部屋の鍵がしまった音がした。
自分の両手を見る。
血が滲んでいた。
痛いんだなぁと思った。
私はしゃがみ込んだ。
自分はなんて無力なんだ。
椿の行動を止められなかった。
山崎さん、助けて。
私、もう、無理だよ。
「お、とちゃ、」
オトちゃんの武器は、糸だ。
ベルだってさっくんだって支えられる糸を紡いで操る。そんなのを一般隊士の人たちがやられれば間違いなく、その場は血の海になるだろう。
味方同士で切りあって、死にかけてる隊士が味方を糸で操られてるからそのまま切る。
地獄とかすのは明確だ。