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pokekamen side
🐷「おはよ、まいたけ。朝ごはんどうする?」
🍄「え…。あー、どうしようかな、あはは…」
🐷「どうしたんだよ笑今日、お前変だぞ?」
🍄「そんな事ねーよ!寝起きだからだろ!いつもこんなんだよ!!」
🐷「なんで怒ってんだよ笑まあ、確かにいつも変だったな。」
🍄「そこ否定しろよ、ふざけんな!笑」
あぁ、上手く笑えているだろうか、話せているだろうか。昨日の記憶は消し去ってしまおう。この気持ちも、全部。好きでいたいけど、まだ可能性に縋っていたいけど、”まいたけに嫌われたくない。” それが一番優先だった。
🍄「……ポケ、今日おかしいぞ」
🐷「え?そんな事なくね?大丈夫だよ、大丈…」
クラクラと視界が歪み出し、まいたけの心配している声だけが頭に響く。
……次、目を覚ました時にはこの気持ちも全て無くして、謝らなきゃな。
そう考えたのも束の間、意識が飛んだ。
maitake side
バタンッ
大きな音を立てて、ポケが倒れた。思わず声が出る。
🍄「おい、ポケ!どうしたんだよ、しっかりしろ!」
ポロポロと冷や汗なのか涙なのか分からない液体でポケの頬が濡れる。
🍄「何があったんだよ、ポケ……」
今すぐ病院に連れていかなきゃ、電話をかけようと急いでスマホを取りにいこうとすると、小さな声でポケが言った。
🐷「…たけ、…めん。」
ポケ……?
🐷「まいたけ…ごめん、好きになって……。」
🍄「は……?」
それは謝る事じゃないだろ。どういう事だよ。なんで謝るんだよ…!感情がごちゃごちゃになる。でも、まず、とりあえず病院…!!
病院
先生「不安や我慢のし過ぎによる過度なストレスでしょう。命に別状はありませんよ。」
……よかった、今まで気が気でなかった。ポケがこのまま死んでしまったら、そう考えただけで涙が溢れる。
🍄「良かっ、良かった…。」
大粒の涙が目から零れる。やっと、落ち着いた所で、ポケが目を覚ます。
🐷「……、まいたけ?」
🍄「ポケ!?良かった、戻ったんだな!?良、良かった…。」
🐷「そっか、倒れたのか俺。迷惑かけたよな、ごめん。」
また、謝罪。いつもいつも謝らなくていい事まで謝って、そんなんだから倒れるんだろ、俺を頼れよ、なんで倒れるまで考え込むんだよ。
腹が立って、ポケに言った。
🍄「……ポケってさ、謝ってばっかだよな。俺、迷惑だなんて思ったことないのに。お前の事。今も、あと、……お前からの好意も。」
🐷「え?」