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第2話 遥か蒼空の下の不祥事
「ふぅ…こりゃ参った…」そう東武11643Fはため息を吐く。「この解決班結成してからまさかの一週間で不祥事が起きるとはね。あいにく今日は日差しが強いから行きづらそうだし。」と、東武9151Fも長々と今日言われたことを言う。まさか結成一週間でこんな事あるか?と2編成とも思ってしまった。
ガチャンと、解決班室が開く。
「せ…先輩!大変ですよ! 」と、東武31601Fと東武51005Fが額に汗を光らせ、飛んだニュースを持ってきた。「な…何が?」と、2編成は言葉を返す。そして51005Fがその飛んだニュースを言う。「今日分かった不祥事、我ら東武鉄道の不祥事だったんです!」
……………
「なんだってー!?!?!?」11643Fはめったに見せない声を出した。
「待てよ、それって本社の事か?」
と、11643Fは31601Fに言う。
「はい、本社の不祥事でしたよ…」
「はぁ⁉︎⁉︎本社何やっとるんやぁ!?!?」
思わず11643Fは関西弁になってしまった。
そして4編成は口を揃えて—-
「 ほんっと本社許さない…」と口を揃えた。「あのね」静かになった解決班室に一言、9151Fがいつもと違う顔で話してきた。それに早急に気づいたのが9151Fの幼なじみこと11643Fだった。「お前どうした」と9151Fに話しかける。「…あのね、私…その不祥事の…っ…見下された編成なの」と、9151Fは胸の内を話しだした。「へぇえあっ!?」と、めったに出さない声を11643Fは出した。想像できなかったのだろう。
ギギギギ……と拳を握りしめる音とともに
「…俺、そんなの黙ってられません!!!」
これが彼のレパートリーみたいな言葉。
「よし、3編成とも!本社行くぞ!」「え!?」
バタバタバタ
「あぁ…行った…」9151F達は少し呆れ気味の中、11643Fを追いつつ本社へ向かった。