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都side
ゆうさんの件は爆速で副社長とその他できる限りの事務所メンバーに伝えてくれたみたいですぐに落ち着いた。
と、いうことで!!
東京に帰ってきました〜!
今事務所にいるんですけれども!
…ゆさんの妹さんが付いてきました!
「初めまして〜!美鳥 要と申します♪」
…ドチャクソ美人。けど童顔っぽい?
顔面偏差値が高い
そして声がいい。
「子供組とは同い年だよ〜♪」
「…マジ?」
美人なのと童顔なのが相まって同い年とは考えられなかった
「…お姉様はこの人達なら信頼できるって思ったんだ?」
「うん!ゆうさんの自慢のメンバー!」
満面の笑みを浮かべる彼女を見て思わず顔が緩む
よかった、本心での笑みだ
「…みなさんがいなければあのままでした。本当にありがとうございます。」
深々とお辞儀をする。それほどのことをしたわけではないのに…
「いや?うちらはなんもらしとらんよ。」
「…ゆうちゃんのSOS、かなめちゃんの行動力がなかったら今はないしね。」
れるちとこたが続いて言う。そう。ゆうちゃんのSOSはもちろんだけど、かなめちゃんはあの電話の内容を親に説明された後すぐに荷物をまとめて出…る前に母親を一発殴ってきたらしい。その行動力本当にえぐいよマジで。私なら一日かかる。
「…ありがとうございます。それでは私はここで。琥楽さん、色々と借りますね。」
「全然いいよ〜♪」
そう言って去っていく彼女は…
「なんか、不思議だね」
「せやな」
純粋にそう思った。何が嘘で何が本当か分からない。なにか白い霧に覆われているような子
「ちむからしたら違和感しないよ?あんな子じゃないでしょ?」
やっぱり素ではない…か、
「本当はもっと口が悪くてドSで治安の悪い子なんだけどねぇ」
「悪口しかなくない…?」
ゆうちゃんの発言にいつもは天然爆発してるこたでさえも思わずツッコむ
「アイドル…なりたいって言ってたんだけどなぁ…」
ゆうちゃんの発言はどこか悲しそうで、黄色い綺麗で澄んだ瞳が光っているのにどこか濁っていた
「かなめちゃんに必要なのは実力関係なく相性の良い相方、か」
ぽろっと口にする
こんなことを言うけどなかなか見つけることなんてできない。相方がよくてもグループ全体もある程度良くないといけない。
相方は、心を開く鍵となる人物
メンバーはその心を本気で愛し、大切にできる人物。
それは優しさではなく本当に認められるかどうか。同情なんてしたら逆効果。
本当に難しい立場だけど、その人自身の実力を、魅力を、より引き出せる人なら誰でもいいって言う点では自由なのかもしれない。家族、ライバル、親友、兄弟、推しとオタク、不仲、夫婦、どう言われるような関係でもいい。お互いを信頼し、その人の魅力をより見出し、理解できる人がいる。
…それがどれだけ大切で難しいことなのか。2人相方がいて、なんなら全員が相方ともいえる私達にそれは理解し難いかもしれない。
読んでいただきありがとうございます!
どもども星音です!
要さん回でしたね…。早く終わらせないとなのに⌛️さん編まで書く雰囲気になってるのどうにかします。この小説が好評だったら書くんですけど((
相方という大切な存在について都さんがどう捉えているかが分かりましたね。みなさんには1人でも相方と呼べる人がいますか?相方は作るものではなくできるものだと考えています。いる方はその相手と存分愛し、愛されて生活してみてください。いない方、あなたを本当に本心で認め、愛してくれる方がより早くできることを祈っています
それでは!また次回!
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