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お久しぶりです。
色々と収まってきましたので，投稿頻度を少しずつ上げていきます。
収まったと言っても来月からは，駅伝とテスト…とまた忙しくなりますので，かける時に描きます。
いつもお疲れ様です。
——-❁ ❁ ❁——-
咎人，学パロ
gk=ﾌｼﾐｶﾞｸ
km=ｹﾝﾓﾁﾄｳﾔ
——-❁ ❁ ❁——-
いーち，にーい，さーん，しーい──
幼稚園にまだ通っていた頃，数字の勉強があった。
皆が淡々と数えていく中，自分だけその意味が分からなかった。
特に分からなかったのは漢数字。
なぜ，1は一で2は二，3は三で4は四。
もっと困惑させたのは画数。
1と2と3は名前と同じ画数なのに何故四だけは5画なんだろう。五は4画だし。
意味が分からなかった。
先生も親も，可笑しいと失笑する。
何が可笑しいのか当時は分からなかった。
——-❁ ❁ ❁——-
小学校に上がって，もっと分からなくなった。
何故，主人公達は生き物と会話ができるの？
と，小学生が考えるコトとは全く違う思考を持っていた。
これには同級生も先生も親も失笑。またか。
こんな所早くやめてしまいたい。
……って思ってたんだけど。
隣のクラスのカレも同じ思考を持っていた。
その子はキツネみたいな子で女の子達には恐れられていたし，余った給食の油揚げはカレに全部回されていた。あんまり好きじゃなかったらしいけど。
僕はカレに興味津々だった。
廊下で，ばったり会った時，
「ピーッス!!gkっす!!」
と明るく声をかけてきた。
第一印象はヤバいやつ。
そのまま意気投合。
2年生になって，全クラス統合になった。
もちろんカレも同じクラス。
嬉しかった。彼をもっと知れる。
——-❁ ❁ ❁——-
2〜3年生
——-❁ ❁ ❁——-
この時に大きく変わったことは彼に好きな人が出来たこと。
「俺，○○ちゃんのこと好きになっちゃった」
そう，バレンタインの朝に言いに来た。
「へ〜。おめでと。告白すれば？」
何故か冷たく接してしまった。
「えぇ〜//…というか，とやくん冷たいっす!!｣
「そう？とりあえず，ホワイトデーの日に告白すればいいんじゃない。」
なんか やだ
——-❁ ❁ ❁——-
4年生
——-❁ ❁ ❁——-
「やっと告白する気になったぞ!!告白するぞ!!」
と，1年越しのホワイトデーに俺に告知した。
別にそんな報告いらねえし。
「○○ちゃん!!好きっす!!付き合ってください!」
人のいない保健室の前で告白とか異常すぎるだろ。
たまたま通っただけで，見に来た訳じゃない。
違うからね。勘違いしないでね。
そろーっと影から様子を見守る、
しばしの沈黙の後，彼女が口を開いた。
「……」
ダメだった。その場から逃げてしまった。
結果だけ聞いておけばよかったと後悔した。
何故あの子が好きなんだろう。あの時と同じように疑問を持った。
——-❁ ❁ ❁——-
高校生
——-❁ ❁ ❁——-
やっと16歳。
高校二年生になった俺…僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕僕は，またしてもgkと一緒。…あと，その子も一緒。
嬉しさがグッと込み上げる中に，少しだけ気まずさという突っかかりを感じた。
喉の奥に苦味が残る。あ〜ヤダヤダ。
——-❁ ❁ ❁——-
ついにホワイトデーの日になった。
僕は毎年，彼に友チョコとしてあげていた。
彼はあの子に告白するんだろうか。
追跡スタート。別にやましい気持ちは無いし。
「あのさ。gkくん…！私ねっ…？」
げっ，あの子から先に言葉を発した。
両思いかよ。というか。小学生の頃に付き合ってしまったのだろうか。
ラブラブだな。嫌気がさす。
「ん？どうしたの○○ちゃん。」
「gkくんのことが好き!!付き合ってください!!」
「ええっ？○○ちゃん俺が好きなの〜？w」
「うん♡うん♡gkくんも私の事好きだよね？小学生の頃からずっとアプローチしてくれてたもんね♡両思いだよ？付き合お？？♡」
「何この女w無理に決まってるだろ。なんだよ今頃。」
「え？なにgkくん。強がっちゃって…後から後悔しても知らないんだから！！｣
は？あいつ断ったよ？
他に好きなやつができたのかよ。女たらし。
もういいや。
——-❁ ❁ ❁——-
「とーやさん♡今年はチョコないんすか？」
「ないに決まってるだろ。それに，他の女から貰ってるでしょ。」
「何怒ってるんすかw俺が好きなのはとーやさんだけっすよ？？」
「っるせーw今日は，エイプリルフールじゃないんだぞ。」
「えぇ？本気で言ってるっすよ？？」
「…え。まじ？」
こいつの目，本気だ。
「付き合ってください…！！！！！！！」
こんな顔初めて見た。面白。
「っwww何その顔wwww 」
「…え？んで…返事って…貰えないっすか？」
「いいに決まってるだろ…言わせんなバカ！」
「えぇ〜！♡とーやさん♡」
「うぜぇぇ！！w」
——-❁ ❁ ❁——-
あの時のような疑問をまた持ってしまった。
こんなにウザいのに。なぜこいつが好きなんだろう。
でも。あの時のように長々と悩んだりしない。
今ならわかる。
好きだから。大好きだから。
気持ちに素直になるとこんなに答えって近くにあったんだ。と馬鹿馬鹿しく感じてしまう。
あの時の疑問もきっと経験。
「とーやさん？なんでそんなに険しい顔してるっすか？」
こいつとも色んな経験をして行くんだろうな。
────って！！！変な意味じゃないからな！
——-❁ ❁ ❁——-
ありがとうございました〜！
コメント
2件
ゔわぁ゛ぁ゛ぁ゛~、、好きです……
