「親子関係について描かれたドラマとかって私はあんまり好きじゃないんだよね」
一緒に住み始めてまだそんなに立ってなかった頃、麗を寝かしつけた後で叔母さんがそんなことを言った。
「なんで?」
私が聞き返したら、
「だってその手のドラマとかって、だいたい何か問題を持った親とそんな親に反発してた子供とが親子の絆みたいなのを思い出して和解するのが定番だったりするよね。でもなぜか問題ある親の方は大して変わらないのに子供の方が成長することで親の苦労とか想いとかを理解して親を許すパターンがほとんどでしょ? なんかそれって親の方にばっかり都合のいい話だと思うんだ」
だって。
「言われてみたら」
私も自分の両親のこと思い出して共感しまくっちゃった。
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