教室へ戻ると、さっきとは全く違う空気が流れていた、
生徒が10人以上はいて、騒がしい教室へと戻ってきた感覚があった。
「、、、もう少し、屋上にいればよかったな、」
私はさっきの行動に悔やみを覚えた。
「さえ、も~、今日生徒会の集まりないって聞いたよぉ~、?」
後ろから肩を叩くと同時にまなの声が聞こえた。
「あぁ、ごめん。リアルに勘違いだったみたい。」
話をしながら支度を終わらせ、私は自分の席に座る。
「そっか、まっ、そういうときあるよね。ってか今日さえ日直じゃん。」
そう、私はあきらと席が隣で今日は日直であった。
「めんどくさい。正直に言うならやりたくない。」
私はカバンの中から一冊の小説を取り出した。
「なにそれ、新しい本?この前読んでた本と違うよね、見せて。」
「ん、いーよ」
この前読んでいた本は読み終わったから、数少ないお小遣いで本をかった。
「え~と、静かな夜にさよならを、?大好きな君によろしくを、?、、なにそれ、どんな本?」
まなは小さい声でほんの題名を読み上げた。
「登場人物が、本当に好きではなかった人に救われて、距離が縮まり、恋に堕ち合うっていう本」
「へー、」
まなはページをパラパラとして、ざっと見ていた。
「あ、先生来るからすわろ、」
そういって忙しい一日が始まった。
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