前回のあらすじ
薬をもらったMENがのんびり休日を過ごしたよ!
今日は出勤日。1日休んだから仕事は倍近くになってしまっただろう。大切な会議だってある。しっかり薬を飲む。はぁ…っとため息をついて家を出て会社に向かう。薬のことや身体のことを思うとどうしても足取りが重くなってしまう。何故俺が…こんなこといくら考えても無駄なのに。「運命の番」がみつかれば変わるのだろうか。そもそも番になること自体めちゃくちゃレアなのだ。3分の1の大はずれを引いた俺が見つけれるわけない。
会社につき自動ドアが開く。はぁ…とため息という名の深呼吸をしてドアをくぐる。社員票を首に下げ自分の机の上に荷物を置く。
⛄️おはようMEN!昨日大丈夫だった?
🐷おはようおらふくん。心配かけてごめん。大丈夫
⛄️よかった〜無理せんといてな
🐷おん、ありがとう
浮かない顔をしているのがバレてしまったのだろうか。
そんなこんな昨日分の作業をしていたら会議の時間になってしまった。席を立ち、会議室へ向かう。身内が大企業の幹部で働く人も多く、誰も彼も身なりが整いしっかりしている。まともな人が多い。
会議室の席につき机上の書類に目を通す。
数分後、ドズルさん司会のもと会議が始まる。少し身体に違和感があった。そんな小さな不安も話を聞き逃すわけにはいかないと一生懸命聞いていた。でもそれが間違いだったかもしれない。
身体が熱い。ヒートがくる。そんな気がした。なんで?薬はしっかり飲んだ。前より効き目もいいはずなのに。周りを発情させるわけにはいかない。
🐷ちょっと体調悪いんで席外します。
🦍どうしたの?大丈夫?
急いで立ち上がり会議室を出る。はやく緊急用の薬を飲まなければ。
更衣室に入り、自分のロッカーの前でうずくまる。なんで?どうして?パニックで何も考えられない。とりあえず薬を探さねば。
🐷ちょっと体調悪いんで席外します。
🦍どうしたの?大丈夫?
MENは慌てて出ていく。そんなに慌ててどうしたのだろうか。…もしや。
🍌すみません。様子見てきます。
🦍本当?ありがとう
走ってMENを追いかける。向かった先は更衣室だろうか。
更衣室のドアを開けると甘いような香りが漂っている。予想通り。MENはΩだったんだ。
誰か部屋に入ってきた。こんな時に誰だよ…俺はこいつに今から犯されてしまうのだろうか。怖い。αだったらどうしよう。手がおぼつかない。ただその場に縮こまることしかできない。
🍌MEN大丈夫?
おんりーか。おんりーはαだろうな…今からおんりーに犯されるのか…身体が熱くてなにも考えられない。恐怖と絶望でいつのまにか頰に涙が伝っていた。
おんりーの問いかけにも応えられずただ身体を震わせることしかできない。
🍌大丈夫。とりあえず薬飲もう。
冷静で優しい対応に戸惑いが隠せない。
🐷薬…ない…
昨日貰った薬は急な発情を止める薬でもあるし発情期を遅らせたりずらしたりする薬でもある。今飲むことはできない。
🍌ないの?…もう飲んじゃった?
🐷コクッ
小さく頷く。いつ襲われるかわからない恐怖に手足が震えてしまう。
🍌そっか…じゃあ…こうするしかないか…
おんりーは俺のベルトにてをかけている。
涙が頬を伝っている。鼓動が大きく速くなる。怖い。逃げたい…
🍌ごめん。でも止めなきゃだから。
そう言ったおんりーは構わず下半身に触れ始める。優しくて柔らかく、繊細な手だった。
🐷んっ…///
触られただけで感じてしまう。実際ヒートしてる時に誰かにされるのって初めてだっけ
🍌痛かったら言ってね
🐷うん…
🍌指、挿れるよ?
優しいのにだんだんと速く激しくなっていく。必死に抑えている声が漏れる。
🐷んっ…それっ…やら…///
🍌声出すと外にばれちゃうよ?
頭が真っ白になる。おんりーは自分の身体に構わず俺のナカをぐちゃぐちゃにしてくる。
1人でするより全然気持ちいい。
🐷ふっ…うっ…///
🍌気持ちいい?
🐷うん…///
声出すななんて無理だろ。外の人にバレちゃう…
🍌激しくするね
🐷えっ…だめ…//
🍌えー?もうイっちゃおうよ
指を動かすのが速くなる。良いって言ってないだろうが。
🐷あ”っ…無理…///い”ぐっ…///
🍌イっちゃえ
🐷ビュルルル
勢いよくイってしまった。恥ずかしいはずなのに、怖かったはずなのに、少し満足感さえある。
イったからだろうか、ヒート分の熱が少しおさまってくる気がする。α(であろう)おんりーは大丈夫なのだろうか。もしαならよく理性飛ばないでいられるな…って、おんりー結構限界じゃね?
冷静でいなければ。同意がないMENを犯したら一応しっかり犯罪だ。何回かΩのフェロモンを感じたことがあるがこんなに強いのは初めてだ。でも理性は保てても身体は限界に近い。正直犯したい。でもMENに嫌われたくない。きっと今MENはものすごく怖いはずだから。
🐷おんッりー///
🍌んー?どした?
指は止めずに顔だけをMENに向ける。蕩けた顔を向けるMENにそろそろ理性が悲鳴をあげているが。
🐷あの…おんりーの…すごい…おっきくなってる…//
わかってる、わかってるけど、いざ言われると恥ずかしい。だいたいMENがそんな顔で喘ぐからだ。
🍌そりゃ…MENが…
言いかけた言葉を引っ込める。典型的なナンパとかしてくるタイプのセリフではないか。
🐷俺の…使う?
予想外すぎる言葉に驚きを隠せない。
🍌え…?
丁度よくほぐせたと言わんばかり…か。
🐷助けてくれたから…いいよ///
🍌本当に?いくら同僚とはいえ…
🐷おんりーなら…//あっ、でも嫌…だよね
🍌ごめんMEN。やっぱ優しくするの無理かも…
🐷え?
Ωのフェロモンが性欲を掻き立てる。結局生理現象には勝てないか。MENが怖がらないようにだけ気をつければいいか。まあ無理だな。
🍌え、じゃあ挿れるよ?
🐷う、うん…///
では、お言葉に甘えて。一気には挿れずにゆっくり挿れる。
🐷全部…はいった?
🍌全然まだ
🐷んぇ…?
少しきつそうかな?と思ったがMENのことよりも自分の身体の欲に堪えられない。
🍌全部はいったよ
🐷奥、きもち…//
MENの蕩けた表情と声がとにかくエロい。本当よく耐えてると思う。
🍌ごめんやっぱ無理。理性保てない。
🐷…痛くしないでね
少しMENの瞳に恐怖の色があった。しかしほぼ完全にはいってしまった以上俺がもたない。
🍌MENが言ったんだからな…!悪く思わないでよ…?
🐷あ”っ…もうむりっ…だからぁ…おわ…り…
🍌無理?MENいいよって言ったじゃん
🐷こんな…んっ///長いって…思わないじゃ…ん///
🍌じゃあ最後
ナカの奥を突く。今更部屋の外の事を考えて軽く絶望する。職場で淫らな行為。100%クビだろう。
🐷あ”っ!?ドピュッッ
🍌なんだかんだいっぱいイっちゃったじゃん
一気に抜く。MENの呼吸を落ち着かせながら精液やらなんやらで汚してしまった壁や床を拭く。手際よく拭き自分とMENの服を着せる。
🍌大丈夫?疲れたよね
優しく抱きしめる。MENの温もりを感じる。時計を見ると1時間以上ここにいたのか、徐々に焦りが込み上げてくる。社長になんて言おうか。
🐷おんりー…
眠そうな声でMENがこちらを向く。先程よりもずっと警戒心がなく、安心しているようだ。
🍌どうしたの?
🐷…ありがとう。一応、助けてくれて。
そう言ったMENはもうすでに夢の中だ。俺は寝やすい体制に持っていく。
俺はおおはらMENに恋心を抱いてしまったのか。それはただ性欲を掻き立てられたからだけなのか。ただの生理現象によるものなのかはわからない。
そういえばMENってどこに住んでるのだろう。一人暮らしとも実家暮らしとも聞いていない。他の社員でその話をする時、MENはなにしてただろう。
考えても無駄。今は寝てしまったMENとおそらく聞こえたであろう喘ぎ声と社長にどう説明するかを考えるべきか。
🍌はぁ…
俺は大きなため息をついた。
長くてすみません!終わります!
あと受験終わったので投稿頻度上げるor文量上げます!!
それでは👋
next 400♡
コメント
4件
社長どうにか今回は許してやってくだせぇ。おんりーチャンも、Menも、悪気はなかったんすよ。ね?どずさん…