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1日目は,とっても楽しかった。でもやっぱりあのメールは変だと私は思ってる。
「おい美香、どうかした?」
「あっ。ううん。なんでもないよ。」
「そうか。まあそれならいいんだけど。」
(でも、唯斗も大丈夫って言ってるんだし大丈夫かな)
「え…」
「あれ。ここメールくるの?」
「さ,さあ」
(何これ…今船に乗ってるんだよ…くるはずないんじゃないの?)
「見ないのか?」
「みっ見るよ」
船旅楽しまれているでしょうか?
今夜18時アリーナまでお越しください。※必ず一人で来てください。
お待ちしております。
「うそ…」
「なんだった?」
「船から」
「ああ、だから入ってきたのか。」
「うん…。ごめん、今日プール行けなくなっちゃった。」
「えっ…なんでだよ。」
「船の管理者?に話があるって…」
「じゃあ俺も行く」
「それはダメ」
「なんで」
「ひとりできてって言われた」
「じゃあ、じゃあねえか」
(本当は来て欲しいけど)
「それ終わった後レストラン行こ」
「うん。そうだね」
夜18時
(来てみたけど…何もない…)
管理者「あの、お客さま何をされているんですか」
「あ…えっと…今朝この時間にここまできくださいってメールがきたんですが…」
管理者「ああ。美香様ですね。」
(えっ…なんで私の名前知ってるの)
管理者「こちらえどうぞ」
「…はい…」
「あれ…佳奈なんでここに…」
佳奈「うふふ。馬鹿じゃないの」
「だって佳奈は,船に乗るなんて言ってない」
佳奈「招待したの私だも〜ん」
「は?何言ってんの。」
佳奈「じゃあ、なんであんたがここにいんの」
「だっておかしい」
佳奈「何が?でも、こんな事になったのも全部自業自得よ」
「私…あんたに何かした?」
佳奈「幼なじみの唯斗を奪った。」
「そんなことで?」
佳奈「そんなことって何?私は唯斗が大好きだったのに…」
(え…そんなこと初めて聞いたよ)
「なんで言わなかったの…」
佳奈「こうして始末したかった」
「始末…?」
佳奈「そうよ。死末ね…」
「っいや…よ」