テラーノベル
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僕とあの人は何が違う
生まれた環境
過ごした時間
側にいた人
全てが違う
でもね やっぱり比べてしまう
あの人と同じならいいのにと
僕は何かに追われて
あの人の背を追って
何かに焦って
自分の力に焦って
何かを創っては壊し、
何かを壊しては、また直す
自分を削って、削って
跡形もないようなカスになって
それに泣いて 嘆いて
また何かに取り残されて
何かに追いついて
また離されて
何かに放たれたのに
不安の鎖で雁字搦めになって
動けなくなって
焦燥の足枷を着けられて
追いつきたくても
走れなくなって
何もできないと思い込み
もう無理だと諦めて
光なんてとうに捨てて
自分で自分の扉を閉じて
塞ぎこんで
内に内に入り込んで
抜け出せなくなるの
また心の奥の汚れたものを見て
そんなものを創って
昇華して 綺麗にして
でもまだ何かが満たされないと
また泣き
削れば綺麗になるのに
傷だけが遺っていくのを
ただただ遠くから見つめているの
僕はあの人に追われている?
何かに追われている
僕は僕に追われている
追いつかれないように
走って 走って
転んででもまだ
走り続けるんだ
そんな惨めな僕に
神が何かをくれるというなら
「過去」がほしい
あの純粋無垢なあの頃が欲しい
なんて願ってる時点で
もうだめなのかな
「なーんだ気にしすぎだったんだ」
なんて言える日を願ってね
今日も醜悪なでも綺麗な
心に身を委ねるんだ
RanJam
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