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夕方 。
出動前のブリ ー フィングル ー ム 。
いつものように 、 少しだけ騒がしい 。
グローブをはめ直しながらリトが大きく伸びをした 。
rt
「 よっしゃ ! 今日も全員で無事に帰って 、 飯食い行くぞ ー ! 」
mn
「 ええやん ! 帰ったらみんなで焼肉や焼肉 ! 」
kg
「 まだ任務始まってへんけどな 。 」
rt
「 目標は大事だから ! 」
ウェンは笑いながら装備を確認する 。
腰のベルトを締め直し 、 手袋を軽く引っ張って馴染ませた 。
wn
「 その前にちゃんと仕事ね 。 」
tt
「 ふふ 。 二人とも 、 ほどほどにね 。 」
ri
「 安全第一な ー ? 」
ロウは壁にもたれたまま全員を見渡す 。
ru
「 …… 今日は誰も無茶しなきゃ 、 それでいい 。 」
rt
「 それフラグじゃん ! 」
ru
「 お前が言うと現実味ある 。 」
「 ははは ! 」
笑い声が広がる中 、 それぞれ現場へ向かった 。
ウェンの担当区域 。
崩れかけたビルから救助要請が入る 。
「 大丈夫です ! 」
奥に取り残された親子を見つけ 、 落ち着いた声で誘導する 。
「 そのまま前だけ見て 。 」
子どもを抱え 、 安全な場所まで送り届ける 。
「 ありがとうございました ! 」
笑顔を返した 、 その瞬間だった 。
ミシッ ……
天井が軋む 。
ウェンが振り返る 。
「 …… っ ! 」
崩れた瓦礫を避けきれず 、 肩に強い衝撃が走る 。
そのまま床へ転がり 、 脚まで痛みが抜けた 。
wn
「 …… っは 。 」
息を整える 。
「 大丈夫 。 」
誰に言うでもなく呟き 、 壁を支えに立ち上がる 。
一歩 。
踏み出した瞬間 。
脚から力が抜けた 。
wn
「 …… うわ 。 」
膝をつき 、 思わず苦笑する 。
wn
「 これは …… ちょっとまずいか 。 」
一方その頃 。
任務を終えたリトは通信を開く 。
rt
「 こちらリト ! 任務終了 ー ! ウェン 、 生きてるか ー ? 」
返事はない 。
rt
「 お ー い ? 」
もう一度 。
やっぱり返事はない 。
リトは少しだけ眉をひそめる 。
rt
「 …… ウェン ? 」
そのまま走り出した 。
「 ウェ ー ン !! 」
ビルの中へ飛び込む 。
返事はない 。
さらに奥へ進む 。
「 ウェン ! 」
小さく咳き込む音 。
wn
「 …… リト。」
rt
「 いた ! 」
駆け寄ったリトは 、 その場で立ち止まった 。
ウェンは壁にもたれ 、 脚を押さえている 。
制服もあちこちが汚れ 、 肩には瓦礫が擦った跡 。
それでもウェンは笑う 。
wn
「 迎え来るの早かったね 。 」
rt
「 迎えじゃねえ 。 」
少し笑って返す 。
でもその笑顔は 、 いつもよりぎこちなかった 。
rt
「 …… 立てる? 」
wn
「 まぁ 、 たぶん 。 」
rt
「その “ たぶん信用したことないんだけど。」
ウェンは苦笑しながら立とうとする 。
しかし一歩踏み出した瞬間 、
体勢が崩れた 。
rt
「 はいストップ 。 」
リトがすぐ支える 。
rt
「 今の見た ? 俺の目には ” たぶん “ じゃなくて ” 無理 “ って映った 。 」
wn
「 …… 反論できない 。 」
リトは通信を入れる 。
rt
「 みんな ー ! ウェン見つけた 無事だけど怪我してる 応援よろ ! 」
数分もしないうちに仲間たちが駆けつける 。
一番に飛び込んできたのはマナだ
mn
「 ウェン !! 」
膝をついて顔を覗き込む 。
mn
「 …… よかった 。 」
胸を押さえ 、 大きく息を吐く 。
mn
「 ほんま心臓止まるか思たわ …… ! 」
ウェンが少し笑う 。
wn
「 そんな大げさな ! 」
mn
「 大げさちゃうわ ! 通信返ってこんかったんやぞ !? こんなにもなるわ ! 」
その声に 、 ウェンは少しだけ目を伏せる 。
wn
「 …… ごめん 。 」
mn
「 謝るんやなくて 、 ちゃんと帰ってきてくれたらええねん 。 」
そう言って頭を軽くぽん 、 と叩く 。
「 無事でよかった 。 」
その一言に 、 ウェンは少し照れくさそうに笑った 。
イッテツはしゃがみ込み 、 傷の様子を見る 。
tt
「 ウェンくん 、 痛む ? 」
wn
「 脚がちょっと 。 」
tt
「 無理して歩こうとしたでしょ 。 」
ウェンは何も言えず視線を逸らす 。
tt
「 図星だ 。 」
優しく笑うイッテツ 。
ライも静かに隣へ来る 。
ri
「 一人で最後まで助けたんだね 。 」
wn
「 放っておけなかったから 。 」
ri
「 …… その優しさはウェンのいいところだよ 。 でも 、 自分も大事にして 。 」
ウェンは静かに頷いた 。
ロウは少し離れた場所からその様子を見ていた 。
そしてゆっくり近付く 。
ru
「 …… 終わった ? 」
mn
「 終わった終わった ! 」
ru
「 じゃあ俺も一個だけ 。 」
ウェンを見る 。
ru
「 助けた人数は ? 」
wn
「 …… 全員 。 」
ru
「 ん 、 なら十分 。 」
少し間を置いて 、
ru
「 次は 、 お前もちゃんと帰ってこい 。 」
ウェンは少し驚いたように笑う 。
wn
「 …… うん 。 」
ru
「 それだけ 。 」
ロウはそれ以上何も言わず 、 一歩下がった 。
rt
「 よし 。 」
リトがウェンの前でしゃがむ 。
rt
「 本日の送迎サ ー ビスで ー す 。 」
wn
「 いや 、 自分で —— 」
rt
「 その脚で ? 」
wn
「 …… 。 」
rt
「 ほ ー ら ! 」
ウェンは少し迷ってから 、 リトの背中に身を預けた 。
立ち上がったリトは 、 少しだけ笑う 。
rt
「 軽いなぁ 。 ちゃんと飯食ってんの ? 」
wn
「 食べてるし 。 」
rt
「 じゃあ俺の唐揚げも食っていいぞ 。 」
wn
「 それは遠慮しとく 。 」
mn
「 リトの唐揚げ人気ないやん ! 」
kg
「 マナ 、 それ今言わんでええやろ 。 」
そのやり取りに 、 その場のみんなが笑う 。
張りつめていた空気が 、 少しずつほどけていく 。
リトは前を向いたまま 、 小さく言った 。
rt
「 …… 次は呼べよ 。 」
ウェンは背中越しに目を細める 。
wn
「 うん 。 」
rt
「 一人でカッコつけるの禁止 。 」
wn
「 そんなつもりないって 。 」
rt
「 じゃあ無茶も禁止 。 」
ウェンは少しだけ照れたように笑って答えた 。
wn
「 …… 善処します 。 」
rt
「 そこは ” する ” だろ ! 」
また笑いが起きる 。
誰かが無茶をしたら 、 みんなで迎えに行く 。
そんな仲間たちだからこそ 、 今日も全員で帰ることができた 。
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コメント
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うわああ〜〜〜😭💕💕 今回も尊すぎた!!! ウェン、一人で抱え込んで無茶するとこ、ほんと「ウェンらしい」けど見てて胸がギュッてなったよ…!!リトの「次は呼べよ」からの背負ってあげるところ、マジでズルい、キュンが止まらん😇🙏💞 最後の「善処します」にリトがツッコむとこも最高!みんなで迎えに来るチームの温かさがめっちゃ沁みた…このメンバー大好きです🥺✨