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第5話

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あのあと、僕はいむくんの家に来た

🐇「お邪魔します…」

🦊「どうぞ、入って」

いつもとは、また違ういむくんだった

🦊「何食べる?お菓子?」

いつもは叫んでるのに。

🐇「僕は食べれるものなら何でもええよ」

いつもより冷静だった。

🦊「わかった」

僕の家には酒に溺れた母が居る。

何故そうなったか?

……特別に教えてあげる。


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〜回想〜

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

数年前、お父さんが事故で亡くなった。

初母「いやッ…ポロ」

初父「ごめん…な…っ……」

お母さんは凄く泣いてた

初母「いやっ……置いていかないで…ポロッ」

初父「……」

それから、お母さんは酒に溺れた

多分、寂しさを紛らわすために。

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🦊「しょーちゃん?」

🐇「あぁ、ごめん」

🦊「お菓子、持ってきたよ」

僕が好きなショートケーキ。

🐇「…ありがとう、」

🦊「どうしたの?元気ないね。」

そう言われる。

🐇「そ、そう?」

ちょっと戸惑ってしまう。

🦊「あ、目、泳いだ。嘘付き。」

🐇「へっ?」

いむくんは嘘を見破るのが上手。

🦊「嘘をついてる時は、目が泳ぐんだよ。」

🐇「そ、そうなんやね…」

🦊「はぁ…しょー”さん”は、ほんと嘘つきが上手だね。」

🐇「… へっ…しょー……さん…?」

急にさんずけされたからびっくりした。

🦊「新しいあだ名だよ。」

🐇「そ、そうなんや…」

🦊「そういえば、ショートケーキ食べないの?」

そう言われてショートケーキを見るとじわじわと溶けている。

🐇「あっ!」

…あれ、僕、口に運んでへんよな……

🦊「美味しいでしょ。ニコッ」

🐇「ふぐッ…お、おいひぃな……」

急に口の中にケーキが刺さったフォークが入る

🐇「もぐもぐ、」

🐇「これ美味いな……」

🦊「でしょ、ニコッ」

🐇「これ、どこのなん?」

🦊「僕のお母さんお手製だよ…w」

🐇「えぇ!?凄っ!」

🦊「んね、凄いよね…ニコッ」

あれ……いむくんも…元気が無い……?

🐇「僕…そろそろ帰ろかな、」

🦊「えっ?帰るの?」

🐇「おん、」

🦊「家は危険なんでしょ……?」

🐇「そうやけど…帰らんと……」

🦊「……だめ、」


へ、っ……今…なんて…?

🐇「へっ……?ダメ…?」

🦊「ここに居て。」

🐇「それって……?」

🦊「泊まっていいから、お願い」

🐇「…わかった、」

🦊「ありがと♪♪」

やけにノリノリやな…なんやろ。


🐇「そろそろ眠たいな…」

🦊「だね…」

🐇「先ベッド行っとくな」

🦊「わかった…♡」

ん…?語尾にハート……?



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終了。

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