テラーノベル
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―茈Side―
「はぁ…ッ…はぁ……」
なつ、何処にいるんだよ。
こんな事しても…何にもならない…か。
そんなこと、ないよな?…なつ 。
みこともらんも、俺が迷惑かけちまったから…きっと嫌気が差しただけだ。
俺が、迎えに行ってやるからな。
次は母校の近くの公園に行く。
土管しかない、小さな公園。
でも、綺麗な景色が見えるんだ。
街全体が見れて、俺らのお気に入りのスポットだった。
俺がここ数年ずっと、避けてきた場所。
なつと会えなくなった日から、ずっと来てない。
だからもしかしたら…そこにいるかも知れない。
はやく、いかねぇと。
ふと、空を見上げた。
なぁ、なつ…あの空の上になんて、居ないよな。
あんな広いとこに隠れられちゃ困る。
…早く、なつを迎えに行かないと。
「早く…早く…はやく…」
お願いだから、俺の側に来てくれよ。
今度こそ俺が側にいるから。
俺が守るから。
俺が全部背負ってやるから。
だから____
おいていかないで、なつ。
黄「……いるまくん、」
いるまくんは今、なつさんを探している。
そんないるまくんを、俺は探してる。
俺、気付いちゃったんだ。
俺は、いるまくんのことを特別な存在だって思ってる。恋愛とか、そういうの以上に…
心の何処かで…なつさんが見つからなくてもいいって思っちゃってる自分が居るって。
きっとなつさんといるまくんが会えちゃったら、俺なんか要らない。
もういるまくんと、らんらんと、三人で居られなくなるかもしれない。
ほんと俺、最低だ。
いるまくんとこうやって一緒にいたいからって、そんなこと考えるとか……。
そんなこと考えちゃう俺が、いるまくんを救えるのか。
らんらんにあんな事言いながら、俺も結局……
そんなことをずっと考えてて、おかしくなりそうになってる。
いるまくんが知ったらどう思うだろう。
きっと…心底面倒くさいと思うだろうし、失望されると思う。
こんなことは誰にも言わないし、隠し通す。
ほんとに、酷い話だよね。
でも、今はそんなこと言っていられない。
ごめんね、いるまくん。
こんな汚いこと考えてる友達で。
暇羽
コメント
3件
初コメフォロー失礼します! 神作すぎてもうやっばーいっ!!て感じですっ✨✨ 続き楽しみにしていますっ!!
うわ…第10話、読んだよ。茈の「早く迎えに行く」っていう強がりと、黄の「見つからなくてもいいって思っちゃってる自分がいる」って告白、両方グッと来たわ。茈はなつを探すって言いながら「おいていかないで」って本音が出てて、黄は黄で自分のエゴに気づいて自己嫌悪…この複雑さがリアル。三人の関係、どう転ぶのか気になる🔥