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※rttt
※学パロ
※短い
コンビニの前で二人の学生が立ち止まる。放課後の帰り道、あまりに暑いのでコンビニでアイスでも買ってこようという話になったのだ。
「お前今いくら持ってる?」
「あー……十円玉三枚しかねぇや。リトくんは?」
「……六十円ならある」
高校生らしからぬ所持金に二人は笑うしかなかった。結局ソーダ味のアイスを一本買うことにする。
「なあ、この一本どうやって食う?」
「半分こでいいでしょ」
ということで、多く払ったリトが先に一口かじることになった。
「ぁーつめて…」
「あは笑、冷たそう」
そう言って笑いながらイッテツもリトの持つアイスをかじろうとした。その直前、関節キスになってしまうのでは?と、妙に意識してしまう。そのせいでぎこちない食べ方になってしまった。
そんなイッテツを見てリトが言った。
「うわ、関節キスじゃん」
「…言わないでよ」
考えないようにしていたのにそんなこと言われると変に意識してしまうじゃないか、とイッテツは目を伏せる。けれど無意識に耳は少し赤くなってしまっていた。その気まずさを誤魔化すようにまた二人は交互にアイスを食べる。
けれどアイスはみるみる溶けていき、急がないと垂れそうになってきていた。
「ほら、早くしないと溶けるぞ」
「わかってるって」
溶けはじめるアイスを二人は急いで食べ始め、残りも少なくなってきた。どうやって完食させようかと一瞬だけ二人の目が合う。
「……一緒にいくか」
「は?」
リトの提案にイッテツが困惑してしまい、結局二人はアイスを見つめていた。その間にもアイスは溶けていく。
タラタラと水色の液体が溢れ、それが棒をつたってリトの指につく寸前、イッテツとリトが同時にアイスを舐めた。
一気に距離が近くなる。でも今口を離したらまたアイスは溶けてしまうかもしれないので、二人はペロペロとアイスを舐めた。
距離の近さに無言になってしまう。そしてその途中、二人の舌が軽く触れてしまった。
再び視線がバチリと合って、数秒間だけ見つめる。二人の目が細まった。
「…っ、、んッ……む」
「……んぁ………ちゅ、…っ」
アイスを舐めていたはずが、自然と二人の舌同士が絡み合っていた。
今この瞬間も溶けてゆくアイスに目もくれず。照り続ける太陽の下で、二人は初めてキスをした。
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終わり
コメント
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あああああ😭😭😭好きだ....この青春が好きだ....😭
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