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「おはようございまーす」
一番乗りで入社し、環境を整えないと怒られる。もちろん、業務時間外なのでこの仕事に給与が与えられることはない。
少し経つと、上司や同僚が出社してくる。
上司 「雨岸さん、俺の机が整理されてないんだが!?」
「い、いえ、勝手に動かしたらモノの場所がわからなくなってしまうかと…」
上司 「机が汚いせいで仕事に入る前に片付けっつー手間かかるじゃねぇか!!それに少し寒いぞ冷房の温度上げろ!」
「はい…すみません」
これで机を整理したらしたで「これはどこだ!勝手にモノ動かすんじゃねぇ!!」と怒られる。こんなんばかり。
さて、今日は先月の社員の出欠状況をまとめる仕事だ。
PCを開いてエクセルでまとめていく。多分、無駄だけど。
「あ……また、、なんで…」
トイレに行っていた数分の間に、まとめ途中のファイルが消されていた。意図も理由もなく。
こんなことは何度も続いていたから、アクセス制限をつけたりロックしたりしていたのに、それを突破してまで消してくるのだ。
上司 「社員の出欠のファイルできたな?」
「……」
上司 「あのなぁ、社員の給料に関わってくるんだからさぁ!できてないと困るんだ!ほんっと無能だよなお前!!簡単な業務だからお前に託してやってるんだ!それくらいこなせ!!!」
「すみません…」
言い訳する間もない。少しのことに対して長々と耳が痛む怒声を聞かされる。
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後輩 「すみませ~ん、このコピー機ってどう使うんですかぁ~?」
「また?少し前に教えませんでしたっけ?」
後輩 「先輩の教え方がヘタクソなんですよぉ~きっと」
「仕方ないですね。横のレバーで電源入れて、右の白い部分を開けて紙挟んだら矢印ボタンで数量合わせて赤いボタンを押すだけ。メモとか取ったらいいんじゃないですか?」
後輩 「はーい!ありがとうございます~」
新人の彼女は、簡単な機械の操作方法などを何度も私に聞いてくる。きっと舐められている。
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同僚A 「ねぇ、あの子まだコピー機の使い方覚えてないの?そろそろ3ヶ月は経つよね?」
同僚B 「教育誰だっけ?」
同僚C 「えーと、あの子雨岸さんだった気が…」
同僚A 「あぁwじゃあ仕方ないかもな」
同僚B 「逆に部長はなんで雨岸さんに教育させようとしたんだろうな」
「……」
多分、きっと私は悪くないのに後輩ちゃんの教育がうまく行かないのは私のせいにされ、同僚達からも嘲笑される。
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なんとか終電に乗れた。僅かな開放感と同時に頭に思い浮かぶ。
職場は私がいることでむしろ状況が悪くなってると思うし、両親とは何年も前から音信不通で頼れない。自分の存在価値、、わからない。
こんな毎日、嫌だ!
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