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コメント
5件
え、え、え、エモすぎやしません??? なんすか、処しに来てます?私の事(?) しかもタグ見たらまさかのコンテスト作品でびびりました😀😀 これは感動部門ていう解釈でよろしくて⁉️⁉️
卒業の時期ですね‼️ なんか実際にあってほしいなって勝手になってます🙄
久しぶり(?)に学パロ描いてみました 😌🎶
春風がなびく校庭で2人の生徒が桜の木の前で立っていた。
———3月9日。賽子高校は卒業式を迎える。高校3年生の、内藤ないこ。猫宮いふはそれぞれお互いの道を今歩もうと、別れを告げようとしている。
「いやできるかー!! まろと別れるなんて無理に決まってんだろ!!」
「うるっさ…、おま…大学ちゃうねんから別れやろ。」
目の前で嫌だ嫌だと駄々こねているのは俺の恋人の内藤ないこ。別れと言っても別に恋人としての関係性を解消するわけではない、物理的な距離感が離れるから”一時”別れとなるはずなのに、こいつときたら……
「まろはそんなに俺と離れたいの…?」
なんていいながら目をキュルキュルさせて袖をきゅっ掴んでくる。…あざとい、あざとすぎるこいつは全く、…もう。こんなにあざといこいつに弱い俺もまた事実であって、大体この上目遣いを使われば許してしまっている気がする。俺の悪いところだ。
「…お前と一緒に過ごしていけるように稼ぐんや。我慢しろ」
なんて少し冷ために突き放すが頭を撫でてやるとまだムスッとした表情は戻らないままだが、先程よりは少し和んでいた。にへへなんて笑みを浮かべるから本当に可愛いんだよなこいつ。
「…よし、決めた。俺、まろが働ける職場作ってみせる」
…、なにを言っているのか一瞬理解が出来なかった。俺が理解しようとしている間にさっきまで離れたくないだの別れなんてあり得ないだの喚いていたくせにすぐ離れてはまたな!!だなんて大きな声で俺に吐き捨てて、どこか過ぎ去ってしまった。
最後の最後まで嵐みたいに忙しいやつだったな、なんて思いながら俺とないこの高校生活は幕閉じた。
すっかり社会人として馴染むようになり、ないことの連絡も前ほど毎日できるわけではなくなった。カタカタとキーボードを叩く音は消えぬまま、ピルルルとたまに電話の音も鳴り響く
その電話に対応する声、キーボードの音、印刷機の作動する音、遠くから聞こえる上司の怒鳴り声。全部が全部ストレスになって当たってくる。
そんなとき、俺のデスクの上においてあったスマホがブルッと大きく震えた。
「……、?」
仕事の連絡だろうと、急いで開いたら某メールアプリだったようで、その送り先を見るとないこといつしか見なくなった名前が述べられていた。珍しいなと思い、送られてきた連絡内容を読むと、ただ1言。__曜、18時に__集合。とのメールだった。きっと彼も社会人としての休息日で1番都合のいい日がここだったのだろう。しっかりと祝日を選んでくるあたり前の能天気で自分のしたいことしかしない、ないことは打って変わっていることに少しだけ感動している自分がいた。
そうして約束の日、しっかり時間通りに打ち合わせの場所に向かうともう、すでに到着していたないこらしき人物が目に入る。高校生の時と比べてすらっとしていて…、痩せたなぁ、なんて感想がまず1言。
「…! まろ!!!」
俺の姿に気がついた瞬間走ってこちらへ抱きついてくる。それに俺自身が倒れないように、そしてないこが安全なようにしっかりと包みこんであげると嬉しそうに変わらない可愛い笑みを浮かべる。
それに俺はわしゃわしゃ!と一回雑に頭を撫でてやると、彼の体を起こして近くのベンチへ案内する。
「…んで、なんで呼び出したん?」
「あ、そうそう…!」
そう言って彼は持っていた鞄の中から何やら書類を出して俺に渡してくれる。…これは、入社届…??
「俺ね、社長になったんだ。よかったらまろも一緒にどう? アパレルブランド立ち上げててファンションが好きなやつとか色々個性豊かなやつが今社員にいるんだ」
胸に手を当てて堂々と宣伝するないこをまたぎゅうと抱きしめる。
その後俺がないこの会社に入ったのは言うまでもない。
end