omr side
ずっと前から好きでした。
片思いを拗らせて5年近く。
この気持ちを伝えていたら、君は他の人と
付き合ったりしてなかったのかな。
でもね、告白って怖いじゃん。
まぁ、恋する人みんなそうなんだろうけど……
そこで勇気を出してこそ、なのは分かってる。
ただ、気になってた。
最近、若井が…こう、かっこよくなってきていた。
まさかとは思った、信じたくもなかったが、
聞いてみた。
「今…好きな人いる?」
一瞬、目を開いて少し肩をあげる若井。
ぇ……?
「分かる…笑、? 」
そっかぁ、
その後、僕、なんて答えたっけ?
頭いっぱいで覚えてないや。
ただ、その時の若井の顔だけを鮮明に覚えている。
その時の恥ずかしそうな顔は覚えたくなかったんだけどなぁ。
まだその時は良かった。
でも、今はもう遅い。
ちょっと前、すごい笑顔で僕の方に駆け寄って来たかと思えば、
「元貴 ッ ~!彼女できた…!」
「へ、?」
ぁ~ぁ、遅かった……。
でも、僕が先に想いを伝えていたとして……
若井はOKを出していたのだろうか。
それを考えるとどちらが先だとかどうでも良くなってきた。
恋人のいる人に対して横合いから恋愛感情を持つこと
横取りすること
『横恋慕』
多分、今の僕はとてつもないことを考えている。
でも、誰も……自分ですら、今の僕は止められない。
若井は行き過ぎた恋を否定するような人ではないと思う。
すれ違わなければ、想いは伝わる。
僕なりのやり方で愛を伝えるから、
しっかり受け止めてね…♡
コメント
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んぉっ?どうするの? どうするの〜? 続き楽しみにしています✨