すぐ出すとかいって、
1日ほど経ってしまった、、()
omr
「僕、ちゃんと気持ち伝えようと思う、」
「そっ、か、!」
ねぇ、
目が笑ってないよ
若井くん
どうしたの?
僕、何か変なこと言っちゃったかな
若井くんが友達から呼ばれる
「またね、!!!」
「うん、またね、若井くん」
そう言うと、
再び僕は窓の外を見る
僕が通う学校の前には、
大きな病院がある
そこの病室から見える、
雰囲気が柔らかい、少し髪の長い男の子が好きだった
たまに、僕に気付くと、
雰囲気の通りの柔らかい笑顔で手を振ってくれる、
そんな彼が好きだった
一度も会ったことがなかったし、
話したこともなかったけど、
いつの間にか彼にどんどん惹かれていった
気持ちを伝えると言っても、
彼の名前も知らないし、
どうやって病室に行けばいいのか分からない
だけど、彼はお昼、1人で外を散歩する時がある
昼休みの時間だから、こっそり抜け出せば、
少しの時間だけど、話せるかもしれない
昼休みのチャイムが鳴る
いつもの外へ行くメンバーが走って教室を出る
その中に混ざって、目立たないように外へ行く
「あ、、」
見つけた
いつも君は学校の前で少しの間だけ止まるよね
息を吸って、吐く
勇気を出して、声をかけに行く
「あの、、」
「ふぇ、?」
「あ、!!」
「いつも教室から病院のほう見てる子、?」
君はそう言って、柔らかい笑顔で笑う
「どうしたの?」
「僕になんか用ある、?」
「あ、ごめんね、」
「名前、、聞きたくて」
「あぁ、名前?」
「僕はね、藤澤涼架」
「漢字はね、涼しいに架け橋の架って書くの」
「へぇ、、」
「いい名前だね」
雰囲気に合う、
とても良い名前だと思った
「えへへ、ありがとう」
「僕もこの名前気に入ってるの」
「貴方は?」
「僕は大森元貴、」
「素敵な名前!!」
「もっと自信持っていいと思うよ」
「ありがとう、!」
優しい話し方だから、
色んな人に好かれてるんだろうな
その後は、少し雑談をした
そこで沢山の話を聞かせてもらったし、話した
「ねぇ、もう戻らなくて大丈夫なの?」
「戻るよ、!」
「明日も会える、?」
「明日?」
「いいよ、会える」
「ほんと、!?」
「じゃあ、またここで会おうよ、!」
「いいよ」
「同じ時間?」
「うん、!」
「じゃあ、ばいばい!!」
「またね、!」
君と別れる
また明日も会える、
そう考えると、いつもの憂鬱な学校が
楽しみに思えてくる
友達として仲良くしてくれてるのが嬉しい
早く戻らないと
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