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そして、あの尋問が終わってから僕と風香は、やっと悠仁達と再開することが出来た。正直に言うと、あの尋問をもう二度と受けたくはなかった。💦
再び、幹部の人達と向かい合わせで話した。
僕らは本当に呪術師(陰陽師)であることと、僕らがこの時代に飛ばされた経緯を彼らに分かりやすく伝えた。他にも、呪術高専は江戸に拠点があってそこで活動していることと、そこで住んでいることも話した。僕らの話を全て聞いた近藤局長は、目を見開いていた。
近藤「成程な、君達は百五十年以上先の江戸からやって来て、そこで陰陽師として活動し江戸の出身でもあるのか!しかし、何時ものように出掛けていたが、何かしらの原因でこの場所に来たと。それで遠路はるばる京の都に来たと言うわけか。」
近藤局長が僕らのことを簡単に話した後、今度は総司が思い出したかのように口を開いた。
総司「ふぅん、君達はそんなことがあったんだね。そういえば、君達の名前を聞いてなかったよね。何て言う名前なの?」
総司から聞かれ、一瞬彼の目に吸い込まれそうになった。彼のその緑色の目は、まるで興味深々に飛びついてくるような子供に見えた。僕は、風香達にはしゃぎすぎは良くないと言われたことを思い出し乍、自己紹介をし始めた。
五条「僕は五条悟だよ。隣にいる四人の子は僕の可愛い生徒で、教育者としての僕が皆の指導をしているんだ。因みに、呪術師には階級があって僕は特級で、呪術師の中では僕が最強なんだ〜。( *¯ ꒳¯*)✨」
僕がドヤ顔をすると風香と恵から変な目で見られ、「あれほどはしゃぐなと言ったのに。」という顔をされてしまった。かっこつけたかっただけなのにその反応は酷くない?💦
僕の次に風香の出番が来て、風香は少し深呼吸をした後に自己紹介をし始めた。風香は昔から人前で話すのが苦手である為、最初にあった時は何も喋らなかったので教師生活をして初めてのことで、それは大変であった。💦だが、風香は少しずつだが人前で話せるようにはなれているらしいと言う。僕が彼女の解説をしていると、風香は彼らに自己紹介をした。
風香「私は姉小路風香です。私の右隣に居る三人組の子達と一つ年上の十七歳です。悟さんが言っていた階級と一つ下の一級です。宜しくお願いします。」
風香の自己紹介が終わり、悠仁、恵、野薔薇の順番で自己紹介をした。
虎杖「俺は虎杖悠仁です!俺の右隣に座っている二人は俺と同い年の十六歳です!階級は不明ですが、好みの人は尻が大きくて身長が高い人です!宜しくお願いしやす!」
伏黒「俺は伏黒恵です。虎杖が言っていたように俺は十六歳です。階級は二級です。宜しくお願いします。」
野薔薇「私は釘崎野薔薇よ。虎杖と伏黒と同じく十六よ。階級は三級よ。宜しくお願いするわね。」
僕らはそれぞれ自己紹介をし終え、僕らの名前を聞いてきた総司はまたクスクスと笑って僕らに返事をした。この人は本当によく笑う人なんだな…。
総司「悟君、風香ちゃん、悠仁君、恵君、野薔薇ちゃん、これから宜しくね。」
五人「宜しくお願いします!・宜しくお願いするわ。」
広間に僕らの声が響き、幹部の人達の話し声も大きくなり始めた。僕らはこの時代に飛ばされて、初めて信頼をしてくれる人達が出来たことが迚嬉しかった。彼等の台詞曰く、僕らが現実に帰れる迄は面倒を見てくれるそうであった。この先、不安なことや不思議なことが沢山あると思うし、右も左も分からない中で彼等が助けてくれることが何よりも有難かった。また、僕は気になる人物もいた。
それは、総司のことである。僕は総司という不思議な男に引き寄せられるような雰囲気をほんの僅かに感じてもいた。