もう、死のうかな。
自分が生きていた理由を忘れてしまった。
理由なく、この世に存在していたんだろうか。
あたしはそんな適当な人間だったっけ。
死ぬなら、どうしようか。?
飛び降り自殺、。
やっぱり、高い建物は周りにない。
薬……毒殺。
薬局も、どこにあったのか分からなくなってしまった。
じゃあ、交通事故…
おーい。大丈夫ー?
軽い声が聞こえてくる。
振り向くと、
碧い眼の男が立っていた。
…怪我はしてないね。聞こえてるー?
あたしは、こいつに助けを求めるべきなのか。?
…聞こえる。
あ、聞こえるー?良かった、。こっちおいでー?
手招きをされた。
…その前に、死にたいかな、。
聞こえないように、ぽつりと呟く。
何があったの?
声を落として、のっぽ野郎が聞いてくる。
…今のが、聞こえんのか。
当ててみなよ。
こちらも、適当に返してやる。
んー…大切な人が、化け物に殺された、とか、?
…!!なんで、。
…はは、ふつーの人間じゃないんでね。
衝撃音が響いて、
のっぽ野郎の元に、
何かの大きい破片が飛んでくる。
…が、そのすぐ後ろでぴたりと止まった。
…すまないねえ、悟。
わざとだろ、傑。w
黒髪を結い上げたやつが、よく響く声で謝罪をした。
のっぽ野郎が、笑って返す。
黒髪野郎は、額に髪を一房垂らしていた。
…おかしな前髪だな。
ギィ、ギィ…
…ん、?(呪霊じゃん…)あっ、。おい、うしr(((
…耳障りだなあ、。(ドゴッ)
背後で気色悪い音を立てていた、
虫のようなものが、
塵になって消えていく。
また虫じゃないんか…。
…やっぱ見えるの?
何が、?
呪霊って言うんだよ、それ。
…じゅれい?
そうそう、君が見てきた、化け物ぜーんぶ、ね。
…等級っていう、呪霊のランクがあるんだけどね。
…なにそれ。
今の呪霊が、3級くらいかな。一番下が、5級なんだけどね。?
へえ、。
君、3級を余裕で倒したね。?何級だろうな、…。
…なんか、ジュジュツシとジュソシっていうのは、聞いたことあるよ。
ジュジュツで人を助ける野郎と、ジュジュツが使えるクソ野郎って感じ?
…あ、それは知ってるんだ。まあそうだけど、…口悪いね。
のっぽ野郎には、言われたくないな。…黒髪野郎もだけど、。
わあ、黒髪野郎だって、傑ーー。!
建物の残骸から、黒髪野郎が出てくる。
…随分ひどい子を捕まえたじゃないか、悟。
だって、黒髪じゃん。
じゃあコレは、白髪野郎…あれ、君も白髪なんだね。
…傑も、ひどいコト言ってんじゃん、。
ふふ、お互い様じゃないかい?
…私の等級って、どんぐらいなの。
…答えてあげなよ、悟。
…急になんだよ、傑。
おーい、夏油ー…ナンパ?
…そういえば、硝子も随分ひどかったね。
あ?自業自得じゃね?…おーい、そこの子、こっちおいでー。クソ野郎共から離れなー。
なんか、あたしと同じ感じの人…
…はーい。
クソ野郎共の横を、素通りしていく。
よしよし、ナンパされたら殴るんだぞ?
硝子ー、余計な知識刷り込むなよー。?
ナンパじゃないからね、硝子。?
…ちゃんと任務やってんのかお前ら。もう人は居ないんだな?
ああ、おそらく居ないね。
…使えねえな。
…硝子、どうしたんだい?
おーい、恵達が待ってるから、早く行くよー、!
お前らが時間かけたんだろ、クソが。
…硝子、ちょっと口悪すぎー。
どこ行くの?
ん?…学校だよ。そうだ、君は何歳なのかな?
…15。
おや、丁度いいね。…私と悟はね、高等学校で1年生を受け持っているんだ。
一緒に来るかい、?
…ん。
黒髪野郎が差し出した手を、あたしは握った。
はい、またしても呪術廻戦夢小説です!
今回は、夏油が呪詛師ではなく高専教師になっていたらというテーマで書いてみました!
…えっと、面白くなるように書いてみたんですが、、めっちゃ楽しい。。
この話も、続くかもしれないです!
コメント
0件