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koha.
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ガパオライス
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いつも通りの家、いつも通りの配信、いつも通りのリスナーだが、今日はいつもと少し違う。
葛葉 「今日は叶(カナエ)とオフコラボー」
カナエ 「今日は何をするんです?」
そう、今日は叶とではなく、カナエとのコラボ配信なのだ。
カナエが叶のしていたことをしてみたいと言うので、俺も一緒にできて比較的ハードルの低いオフコラボ配信をすることにしたのだ。
葛葉 「いつも通りなんかテキトーに話してりゃいいだろ」
カナエのことは、リスナーにも他ライバーにも公表しないことにした。
右も左も分からない今のカナエの隙を狙って、何か面倒なことをしてくる輩もいるかもしれないからな。
いつもと少し違う様子の俺たちに気づく奴がいるのか気になってコメント欄を除く。
リスナー 〈久々の敬語〉
リスナー 〈敬語たすかる〉
リスナー 〈かなかなどした?〉
大体のやつはいつも通りの反応だけど、たまに勘付いてる奴もいるな。
……いつもは叶が動いてくれるが、今日は俺が動くか。
そう思って、2人で座っていたベッドから腰を上げた。
葛葉 「喉乾いたな……。カナエも飲むか?」
移動しながらなのでだんだん声が遠ざかっていく俺に聞こえるように、カナエが少し声を張って答える。
カナエ 「なにを?」
葛葉 「これ」
戻ってきてからそう言うと、カナエから質問が返ってきたので答える。
カナエ 「これは?」
葛葉 「こないだ買ったやつ」
カナエ 「へぇ。こんなのもあるんですね」
そんな様子にリスナーたちは少し違和感を覚えている。
リスナー 〈叶さんが動かないの珍しいな〉
リスナー 〈てぇてぇ〉
が、あまり気にしていないらしい。
葛葉 「ん」
コップを渡しながらそう言う。カナエから礼の言葉が返ってきたそのとき。
カナエ 「ありがとう、サーシャ」
2人 ((……あ))
リスナー 〈!?!?〉
リスナー 〈サーシャ呼びキタァァァァァァ!!!!〉
リスナー 〈サーシャ!!!〉
リスナー 〈ナチュラルサーシャ呼びがちたすかる〉
今までとは比べ物にならないほどのスピードでコメントが流れ、少し焦る。
まずいか……?
カナエ 「……くずは」
いきなり話しかけてきたカナエの方に目をやる。
葛葉 「? どうし━━━」
すると、カナエがこちらに手を伸ばしてきた。
そして━━━
葛葉 「は!?w おま、やめろって!w」
リスナー 〈!?〉
リスナー 〈なになになに!?〉
カナエ 「へへ、びっくりした?」(にっ)
そう、今目の前でいたずらっ子のような笑みを浮かべているこいつが、いきなり俺にくすぐりという名の攻撃を仕掛けてきたのだ。
だが、そんな恐ろしい攻撃を受けたまま黙っている俺ではない。
仕返しだ……!!!
葛葉 「コノヤロ……!」
カナエ 「わぁぁw」
カナエがそんな情けない声を出している。
どうだ、俺の攻撃に恐れ慄いたか!
そうしてドヤ顔をかましていたら、カナエがベッドに置いてあった枕をぶん投げてきた。
葛葉 「ちょまッ、お前それは反則だろ!w」
カナエ 「はははっw」
激しいバトルが繰り広げられている中、状況を説明する余裕なんてない。
リスナーには申し訳ないが、このままこの戦いが終わるまで待っていてもらおう。
リスナー 〈一体なにが起こってるんだ…〉
リスナー 〈てぇてぇ〉
リスナー 〈蚊帳の外最高〉
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カナエ 「え、もう3時間?」
もうそんなにたっていたのか。あの後結局どうなったかは……まあまあ。
葛葉 「……そろそろ終わるかぁ」
“アレ”については、事前にカナエに教えておいたのだ。
葛葉 (さっき教えたやつ、やるぞ)
カナエ (わかった)
なんてアイコンタクトだけでコミュニケーションをとる。
……よし。
葛葉 「せーの」
2人 「「おつのわーる」」
コメント
1件
りつさん、第3話読ませていただきました…! 「サーシャ」呼びがうっかり出ちゃった瞬間、マジでドキドキしました…!普段と違う呼び方に気づいたリスナーの反応も含めて、すごくリアルでゾクゾクしました…。あと、枕投げとかくすぐり合い、配信しながらそんなことしてるの可愛すぎませんか…?🥀 「おつのわーる」のラストも、なんか切なくて好きです…。続きすごく気になります…!