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𓂃𓂃𓂃𓊝 𓄹𓄺𓂃𓂃𓂃
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 「 おはよ 、 治 」
 
 
 
 
 
 
 
 
 昨日の夢も分からないまま 、 取り敢えず学校に来た 。
 結局 、 誰なのか 思い出せないまま 。
 
 
 
 
 
 《 なぁ 角名 、 転校生が来るらしいで 。 》
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 「 … へぇ 、 」
 
 
 
 
 
 
 
 
 転校生 なんて 興味無い 。
 いつもは そうだっただろう 。
 
 
 
 
 
 でも 、 今日は 。
 
 
 なんだか 、 胸騒ぎがする 。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 _
 
 
 
 
 
 
 
 
 < え ~ 、 知ってるやつは知ってるやろうけど >
 
 < 今日は転校生が来る 。 >
 
 
 
 
 
 
 
 
 HR 終わり頃
 治の言う通り 、 転校生が来るらしい 。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 『 おはようございます 。 』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 _ ち り ー ん
 
 
 
 
 
 
 風鈴がなった様な 、 そんな音が聞こえた 。
 
 
 艶々と煌めく 長い髪 。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 『 愛知県から来ました 、 白冷 凛 と申します 。 』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 猫の様な 、 丸々とした目 。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 「 、 … なんだろ ((ボソッ… 」
 
 
 
 
 
 
 
 
 初めて見たのかすら分からない 。
 薄らと 、 なにか 。
 既視感がある 、 というのだろうか 。
 
 
 
 
 
 
 
 
 _
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 『 え ~ 、 好きな物 ? 水羊羹 … とか ? 』
 
 
 
 
 
 
 え ~ 渋い ~ ! など声が飛び交う 、 彼女の周り
 
 容姿端麗な彼女は 、 とても人気者だ 。
 
 
 
 
 
 
 
 
 ) あ 、 そうえば ! 愛知県から来たんでしょ ?
 
 ) あ ~ 、 ” 角名くんと面識ってないの ? ”
 
 
 
 
 
 
 
 
 _ 『 角名 … ? 』
 
 
 
 
 
 『 え 、 ちょっと待って 、 その人 ! 下の名前は !? 』
 
 
 
 
 
 
 
 
 ) え 、 倫太郎 だけど … ?
 
 
 
 
 
 
 
 『 角名 倫太郎 … 、 ねぇ どの子 ? 』
 
 
 
 
 
 
 
 
 「 えっと … 、 俺 ? 」
 
 
 
 
 
 
 『 ねぇ 、 ちょっと来て !! 』
 
 
 
 
 
 
 
 
 なんで俺の名前 、 元々知ってるってこと … ?
 
 
 
 
 
 、 白冷 凛 … 何処かで … 、 聞いた事 あるかもな … 。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 𓂃𓂃𓂃𓊝 𓄹𓄺𓂃𓂃𓂃