おはにちばんわ!
今回はリクの嫌われです。(心が辛くなるからノベルに逃げてきた)
兄弟パロ。あんまり嫌われ要素無いかもです……(すみません)
本人様には関係ありません!そこを踏まえてご覧下さい!
ではでは♪
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バッシャーン…
「…………」
「やっば…wびしょびしょw」
「それじゃキッチン使えねぇから…掃除しとけよ」
俺は兄弟から嫌われている。理由なんて…忘れた。
親も、俺なんていないもの同然。
この家に居場所なんてなかった。
「ご飯できたぞ〜」
「はーい!」
当たり前のように用意されていない俺のご飯。俺は毎日自分で作って、一人で食べる。
「そういえば、まろちゃんどうやった?」
「体調は良くなっていっとるって」
「ほんと!?よかった…」
「まろ」は1番上の兄だ。先日交通事故にあって現在入院中。
(あ、やべ、バイト行かなきゃ…)
「い、行ってきます…」
「ーーww」
「ーーー、!」
俺の声なんて誰にも届いてない。
21時。いくつかけ持ちしてるか分からないバイトに行く。
でも、この時間のバイトだけは行きたくなかった。
夜の仕事。それは想像の通りだろう。初めてあった知らない人と、身体を重ねる。
親が勝手にこのバイトを入れた。俺は容姿が悪くないせいで、毎日のように仕事がくる。
それは思っているよりも苦痛で、どうしようもなく死にたくなる。
どのバイトよりも給料がいいことだけが利点だ。
俺がなんでこんなにもバイトを入れられているか。それは
兄の入院費だ。
兄の事が大好きなあいつらは、秘密にしているけど、全て俺が稼いでいる。
俺は、兄が嫌いだ、
嫌いに…なりたかった。
22時。バイト終わりに必ず病院に行く。
この時間に行けば、アイツらにはバレないから。
コンコン…
「はーい?」
中から聞こえる優しい声。何も知らない。恨みきれないほど柔らかな声。
「まろ…」
「ないこ!今日も来てくれたん?」
「うん…元気そうでよかった」
「こんな遅い時間に…いつもごめんな」
「ううん…」
明るい笑顔。あいつらが言うにはもうすぐ退院できるとか。
「ないこ、大丈夫か?」
「ん?なんで?」
「元気ないなって…」
「大丈夫だよ…」
「なぁ…ないこ、なんであにきたちと一緒に来ないの…?」
「…………」
いつか、聞かれると思って言い訳なんか考えておいたのに
声が出なかった。
「ないこ…?」
「俺、バイト入っててさ……それで、来れないだけ……」
「……ほんとに?なにかされてない…?」
「ほんとだよ!だって俺、みんなのこと、」
「だい……す………き…ポロポロ」
自然と涙が零れてくる。まろは何も言わずに抱きしめてくれた。
「…無理せんでいいから。今だけは……たくさん泣け…」
「っ……ごめ…ごめんなさいっ……」
今まで溜めていたものが一気に溢れ出てくる。
「ないこ…」
「大好きだよ…」
まろの優しい声。どうしても嫌いになれない。優しい兄。
そのままだらしなく、まろの腕の中で泣きじゃくった。
まろが居るから、俺は今日も生きていけるんだ。
コメント
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フフフフフフフフフ((((( 青さんだけ桃さんに優しいのクソ好きです…青桃上手すぎませんか
涙止まんないです助けてください😭😭😭